JR西日本は28日、鉄道事業法第28条の2にもとづき、北陸本線敦賀~金沢間(130.7km)の廃止届出書を国土交通大臣へ提出したと発表した。廃止予定日は「北陸新幹線(金沢~敦賀間)開業予定日(令和6年春頃)」とされている。
現在の北陸本線は米原~金沢間を結ぶ全長176.6kmの路線。1987(昭和62)年4月に日本国有鉄道からJR西日本へ第1種鉄道事業を承継して以来、同社により運営されてきた。
北陸本線の敦賀~金沢間は、北陸新幹線の開業と同時にJR西日本から経営を分離することが決定している並行在来線であり、2月28日に同区間の廃止届出書を国土交通省北陸信越運輸局に提出したとのこと。なお、北陸新幹線開業後の並行在来線は第三セクターの鉄道会社へ引き継がれ、敦賀~大聖寺間をハピラインふくい、大聖寺~金沢間をIRいしかわ鉄道が運営する予定となっている。