イーリスは2月15日、歯科医師に聞いた「おすすめの口腔ケア」に関する調査結果を発表した。同調査は2022年10月20日~21日、歯科医師1,007人を対象に、インターネットで実施した。
口臭の原因になりやすい要素は何か尋ねたところ、「歯垢・歯石」(62.2%)が最も多く、次いで「磨き残し」(59.6%、「口内環境の悪化」(45.4%)となった。
口臭を気にしている患者に多い症状やその原因を自由回答で答えてもらったところ、「歯並びが悪い」「歯磨きの仕方がわからない患者が多い」「ストレスによる腸内フローラバランスが崩れると口臭の原因になります」「食生活が乱れている」というコメントが寄せられた。
歯磨き粉を使用した歯磨きのみでは、どの程度の汚れを落とすことができるか尋ねると、7割以上が「7、8割程度(」「5、6割程度」と答えた。歯磨きが不十分などの理由による口内環境の悪化は、どういった症状につながる可能性があるか聞くと、「歯周病」(60.7%)という回答が最も多く、「虫歯、歯痛」(60.4%)、「口臭の悪化」(52.8%)と続いた。
歯磨きと併用するべき口腔ケアアイテムについて尋ねたところ、「デンタルフロス」(66.8%)が最も多く、次いで「歯間ブラシ」(56.0%)、「マウスウォッシュ」(51.5%)と続いた。
おすすめしたい口臭ケアの流れを聞くと、「フロス→歯ブラシ→マウスウォッシュ」「歯磨き後の歯間ブラシ」「歯磨き→フロス→歯間ブラシ」「フロス、歯間ブラシ、歯ブラシ」という回答が得られた。
口腔ケアにおいて、マウスウォッシュの使用は重要であると思うか尋ねると、9割近くが「とてもそう思う」「どちらかといえばそう思う」と答えた。マウスウォッシュを毎日使用するならどのようなタイプを推奨するか聞くと、61.9%が「低刺激のノンアルコールタイプ」、50.0%が「医薬部外品」と答えた。
界面活性剤入りのマウスウォッシュ を使うと口内はどうなるか尋ねたところ、44.9%が「味覚障害の恐れ」と答えた。次いで「乾燥する」(37.8%)、「発がん性の恐れ」(31.7%)、「口内環境悪化の恐れ」(30.5%)となっている。
マウスウォッシュはホワイトニング効果のあるものを使った方が良いと思うか聞くと、7割以上が「とてもそう思う」「どちらかといえばそう思う」と答えた。