東京国立博物館は3月14日~4月9日、「博物館でお花見を」と題した春の恒例企画を開催する。
同企画では、本館の各展示室にて、絵画、陶磁器、きものなど、桜をモチーフにした日本美術の優品を楽しんだあとに、さまざまな種類の桜が咲く本館北側の庭園で、特別なお花見ができる。
本館の各展示室では、歌川豊国の「新吉原櫻之景色(しんよしわらさくらのけしき)」、狩野永岳の「舞楽図屏風(ぶがくずびょうぶ)」など、花見の風景を描いた浮世絵や、春の風景を描いた「舞楽図屏風」などの絵画、桜をモチーフにした陶磁器や染織をはじめ、さまざまな工芸作品を展示する。
期間中は、ボランティアによる「樹木ツアー」「たてもの散歩ツアー」「英語ガイド」が、桜のトピックを加えた特別版になる。3月24日~26日には、桜を表した当館所蔵作品のオリジナルぬりえ「春らんまん 桜ぬりえ」を配布。
庭園には、ソメイヨシノをはじめ、オオシマザクラ、枝垂れのエドヒガンザクラなど、約10種類もの桜が次々と開花する。庭園の開放時間は、9:30~16:00。
同館の開館時間は、9時30分~17時(入館は閉館の30分前まで)。休館日は月曜日(3月27日は開館)。観覧料は、一般1,000円、大学生500円。