俳優の瀬戸康史が、「第44回ヨコハマ映画祭」で主演男優賞を受賞し5日、神奈川横浜市の関内ホールで行われた授賞式に出席した。

  • 瀬戸康史

ヨコハマ映画祭は、年に200本以上映画を見る会社員や、若手映画評論家などが選考委員となり、前年に公開された日本映画からベストテン作品と、監督賞、男優賞、女優賞、新人賞、脚本賞などを選出する祭典。瀬戸は『愛なのに』での演技が評価され主演男優賞に輝いた。

『愛なのに』は、古本屋の店主と、店主にプロポーズする女子高生、店主の憧れの女性など、一方通行の恋愛が交差し二転三転する先の読めないラブコメディ。古本屋の店主・多田浩司を瀬戸が演じた。

瀬戸は「このような素晴らしい賞をいただきまして光栄に思います」と述べ、本作での撮影を振り返り「刺激的な毎日でこの作品に参加できてよかったなと思いましたし、やってみることが大事なんだなと体感しました」とコメント。「今後もこの賞をいただいたことを喜びつつも、さらにさらに表現者として活躍、そして成長していけるように頑張りたいと思います」と決意を新たにした。

妻・山本美月が1月29日に第1子妊娠を発表後、初の公の場となった瀬戸。司会者から「父親になる覚悟を聞かれると、「育児はとても大変だと思いますけど、一瞬一瞬を楽しみたいなと思います」と幸せあふれる笑顔で答えた。