ネクイノは1月30日、緊急避妊薬(アフターピル)に関する意識調査の結果を発表した。調査は1月16日〜21日、スマルナユーザーの女性1,319人を対象に行われたもの。
まず、緊急避妊薬の認知度は99.4%であった。緊急避妊薬を使いたい状況に直面した経験がある人は60.0%、そのうち実際に服薬したことがある人は80.4%となった。
緊急避妊薬が必要になった理由・背景については「コンドームが破けた・うまく装着できなかった」(38.1%)が最多となり、次いで「相手がコンドームを着用してくれなかった」(30.1%)が続いた。
次に、緊急避妊薬の入手方法について尋ねると、「オンライン診察」が50.9%、「病院」が44.5%、「その他」が4.6%という結果となった。その他の中には「海外在住時に薬局で購入した」という回答も見られた。
緊急避妊薬を知ったきっかけを聞いてみると、「自分でインターネットで調べた」が74.9%が最多となった。「その他」の中には、「テレビや雑誌、漫画などを通じて知った」という人や「パートナーから聞いた」という人も。
また、どのように知るのが理想だと思うかについては、82.8%が「教科書や学校での教育」と回答した。
緊急避妊薬服薬後、避妊に対しての考え方が変わったか聞いてみると、72.3%が「変わった」と答えた。具体的にどのように変わったについては、「自分でできる避妊方法を始めようと思った(低用量ピルや子宮内避妊具など)」が73.3%で最多となった。
続いて、緊急避妊薬が薬局で買えるようになる"OTC化"の動きについて調査したところ、OTC化に賛成する人は86.2%であった。その理由としては、「望まぬ妊娠を防げる可能性が高まるため」「自らも体を守る権利があると思うから」「72時間以内でしか効果が得られないにも関わらず、現状入手しづらいから」など。
緊急避妊薬が必要になった場合にどのように入手したいか聞いてみると、「薬局で買いたい」が40.3%で最も多く、次いで「病院に行きたいが、忙しさや土日などで行けない場合は薬局で買いたい」が29.2%で続いた。