三和建設はこのほど、新卒入社の社員が同期社員と旅行に行く際に特別休暇と旅行手当を付与する「新卒同期旅行制度」を新設した。

  • 同期旅行の様子

同制度は、新卒入社の社員が同期旅行に行く際、会社から特別休暇と旅行手当を支給するというもの。特別休暇は1日で、旅行手当として1人あたり2~5万円支給する(入社年次により異なる)。対象年次は、新卒入社2・3・4・5・10・15年。

支給条件としては、最低出席率は80%以上。出席率100%の場合、1人1万円加算する。在籍している同期が2名以上の場合のみ適用される。

令和元年12月に厚生労働省が発表した「平成30年若年者雇用実態調査の概況」の「初めて勤務した会社をやめた主な理由」によると、26.9%が「人間関係がよくなかった」と答えている。制度導入により、同期とのつながりを強くすることによって組織力の強化・離職防止を図る。

同制度を初めて利用した社員(2018年4月入社 在籍6名)からは、「同期の大切さやありがたみを感じ、これから誰一人欠けることなくずっと一緒に働いていきたいという感情が強くなりました」「対面で集まること、長い時間一緒にいることでお互いの仕事のこと、プライベートのことを知ることができて自分も頑張らなければという気持ちになりました」などの声が寄せられているという。