ライボは1月30日、「2023年 リモートマネジメント実態調査」の結果を発表した。調査は1月11日~19日、20人以上規模の会社に所属する20~50代の社会人男女874名を対象にインターネットで行われた。

  • 【テレワークの増減と頻度】

    【テレワークの増減と頻度】

調査対象者のうち、現在テレワークを実施している543人に対し、昨年同月と比較したテレワークの増減を聞いたところ、61.3%が多少なりとも「増加」していると回答。また、現状のテレワークの頻度を聞くと、「フルリモート」(23.4%)、「週に4日以上」(16.4%)、「週に3〜4日」(18.6%)と、58.4%が週に3日以上テレワークを実施していることがわかった。

  • 【働きやすさと満足度】

    【働きやすさと満足度】

全調査対象者に、「出社とテレワーク、どちらが働きやすいですか?」と質問したところ、63.0%が「テレワーク派(断然+どちらかといえば)」という結果に。現在テレワーク中の543人に満足度を聞くと、「とても満足」が31.5%、「満足」が28.9%、「どちらかといえば満足」が24.1%と、実に8割超が満足していることがわかった。

一方、テレワークの課題については、「上司や同僚とのコミュニケーション不足」(45.0%)、「雑談ができず相手の心理がわからない」(36.2%)、「オンとオフの切り替え」(32.8%)が上位に。また、テレワークにおける上司の印象は、「コミュニケーション不足を感じる」(38.0%)が最も多く、次いで「特に問題を感じていない」(34.7%)、「適切なタイミングでフィードバックがもらえない」(24.5%)と続いた。

  • 【リモートマネジメントの課題】

    【リモートマネジメントの課題】

次に、マネジメントポジションの303人に対し、テレワークでのリモートマネジメントについて課題の有無を聞くと、68.0%が「ある」と回答。特に、「メンバーの業務進捗の把握」(48.1%)や「メンバーの理解度や成長度がわかりにくい」(39.8%)ことに課題を感じている人が多いよう。また、69.3%が「出社」よりも「テレワーク」にマネジメント課題を感じており、中でも「コミュニケーション」(37.6%)が最も難しく、次いで「業務の進捗管理」(20.1%)、「業務量の管理」(13.5%)と続いた。

そこで、全調査対象者に「テレワーク中にサボった経験」の有無を聞くと、65.4%が多少なりとも「ある」と回答。具体的には「休憩時間を長めにとる」(57.7%)、「ネットサーフィンをする」(50.7%)、「業務とは関係ない動画を見る」(24.5%)など。これに対し、マネジメントポジションの人は、「特に対応なし」(23.4%)、「ほぼ黙認している」(21.1%)、「ある程度黙認している」(42.2%)と、86.7%が「黙認している」ことがわかった。