化粧水と乳液の違いとは? それぞれの役割や効果を紹介

• 化粧水と乳液それぞれの役割や違い･使い方のポイントなどを解説する記事です

化粧を落として顔を洗った後は、化粧水や乳液などの基礎化粧品を使って、肌に必要な成分を補給することが必要です。しかし、化粧水と乳液にどのような役割の違いがあるのかわからない、という人も多いでしょう。

本記事では、化粧水と乳液の役割の違いや使う順番、化粧水･乳液の使い方のポイントやライン使いした方がいいかどうかなどを紹介します。

基礎化粧品の使い方をあまりよく知らない人は、ぜひご一読ください。

化粧水と乳液の役割の違い

• 化粧水と乳液それぞれの役割の違いを紹介していきます

肌を美しく保つには、化粧水や乳液などの基礎化粧品を用いたお手入れは欠かせません。化粧水と乳液で毎日肌のお手入れをするのであれば、それぞれの役割を理解した上で使いたいものです。

ここでは、化粧水や乳液、美容液などの役割の違いを紹介していきます。

化粧水の役割

化粧水の役割は、肌に水分を与えることです。

肌は乾燥すると、水分保持力が下がり、さらに外部からの刺激を防御するバリア機能が低下してしまいます。そのため、肌の乾燥は肌トラブルをひき起こす原因のひとつといえます。

洗顔後の肌は、すぐに保湿をしないとあっという間に乾燥してしまいます。よって、洗顔後は化粧水を使って水分補給をしてあげることが大切です。洗顔で失われた肌の水分や保湿成分を補ってくれます。

乳液の役割

乳液の役割は、水分を閉じ込めて肌の潤いを保持することです。

肌に油分が不足していると、化粧水で肌に水分を補給しても蒸発してしまいます。肌の水分が蒸発するのを防ぐために、乳液で油分を補う必要があるのです。

美容液･クリームの役割

基礎化粧品には化粧水と乳液以外にも、美容液やクリームといったアイテムがあります。より集中的に肌のケアをしたいなら、これらのアイテムもあわせて使うのがおすすめです。

自身の肌悩みに合わせて、適切なアイテムを選びましょう。

化粧水･乳液などの基礎化粧品を使う順番

• 化粧水･乳液などの基礎化粧品をどんな順番で使えばいいのかを紹介します

ここでは、化粧水･乳液などの基礎化粧品を使う順番について見ていきましょう。

1. 化粧水

メイクを落として顔を洗ったら、肌に水分を補給するために化粧水を使いましょう。化粧水を使うことで肌を乾燥から守るとともに、次の基礎化粧品がなじみやすくなるよう肌の土台を整えてくれます。

2. 美容液

化粧水で肌の土台を整えたら、美容液を使っていきましょう。美容液は肌のスペシャルケアのために化粧水と乳液の間に使うアイテムです。

シミやシワ、エイジングケアなど、自身の肌悩みに合う美容液を選びましょう。

3. 乳液

化粧水、美容液で水分と美容成分を肌に入れた後は、乳液で肌の水分が蒸発するのを防ぎましょう。

特に乾燥が気になる部分があるなら、乳液を重ね付けするのもおすすめです。油分を補うことで、肌を柔らかくしてくれます。

4. クリーム

クリームはスキンケアにおいて必須アイテムではありませんが、使用する場合は乳液の後に使いましょう。特に乾燥肌の方や、冬などの乾燥しやすいときには、クリームで保湿するのはおすすめです。肌に油分を補って、カサカサしないようケアしてくれます。

ブランドによっては順番が逆になっていることもある

ここまで紹介してきたように、基礎化粧品は水分が多いアイテムから油分が多いアイテムを順番に使う場合が多いです。しかし、化粧品ブランドによっては、使う順番が異なることもあります。

例えば、ある化粧品ブランドでは、最初にブースターとしてオイルで肌を柔らかくした後に化粧水を使っていきます。

商品ごとに順番を確認して使っていきましょう。

化粧水･乳液の使い方のポイント

• 化粧水･乳液を使う際のポイントを紹介していきます

ここでは、化粧水･乳液それぞれを使う際のポイントを紹介します。

化粧水を使うときのポイント

化粧水は肌に十分水分を与えられるよう、ケチらずに適量を使う必要があります。メーカーが推奨している量を使用しましょう。

化粧水を使う際は、手またはコットンで肌につけます。基本的にはどちらでつけても構いませんが、手で使う方が肌に摩擦を与えにくいですので、敏感肌の人は手でつけるのがおすすめです。

手かコットンで化粧水を肌にのせた後は、手のひらでそっと肌を包み込むようにするとなじみます。

乳液を使うときのポイント

乳液も化粧水同様、メーカーが推奨している量を使用しましょう。化粧水をなじませたら、時間をおかずにすぐに乳液を重ねます。優しく包み込むように塗っていきましょう。

脂性肌の方やべたつきが気になる方は、ジェルタイプの乳液を試してみてください。肌を保湿しつつ、さっぱりとした仕上がりになります。

また、皮脂分泌量が多いTゾーンはジェルタイプ、乾燥しやすい目元は油分が多めのタイプを塗るなど、部分ごとに使い分けるのもおすすめです。

化粧水と乳液はライン使いする方がいい?

• 化粧水と乳液はライン使いにこだわった方がいいかどうかを紹介していきます

ライン使いとは、化粧品や乳液で同ブランド･同シリーズのものを使うことです。

化粧水と乳液は、それぞれ自分が気に入っているものを使っても問題はありません。しかし、選び方がわからない人や特にこだわりがない人はライン使いがおすすめです。

同じシリーズ･ブランドの化粧水と乳液であれば相性を考えて作られているので、効率よく肌に必要な成分を補給でき、心地よく肌になじみます。

化粧水と乳液の違いを理解して使い分けよう

化粧水とは、肌の角質層に水分と保湿成分を与えることで、水分で肌を柔らかくして肌状態を整える役割があるものです。一方乳液には、化粧水と違い油分が多く含まれています。化粧水で整えた肌に乳液を重ねることで、肌の水分が蒸発するのを防ぎます。

化粧水だけでケアしている人もいるかもしれませんが、時間が経過すると化粧水で補った水分が蒸発してしまいますので、化粧水の後には乳液を使いましょう。

また、化粧水と乳液それぞれのケアで相乗効果を狙いたいなら、同じシリーズでライン使いをするのがおすすめです。

化粧水と乳液は役割が違うものなので、どちらか片方を使うのではなく、化粧水･乳液の順番に使って、肌を整えていきましょう。