JR東日本東北本部は26日、山形新幹線の新型車両E8系がいよいよ登場すると発表した。東北・山形新幹線にて2月末から約1年間にわたり、車両性能の確認等を目的とした試運転を実施。2024年春から営業運転開始を予定している。
-
山形新幹線の新型車両E8系の外観イメージ(提供 : JR東日本東北本部)
山形新幹線の新型車両E8系は、所要時間短縮のため、営業最高速度をE3系の275km/hから300km/hに向上。E5系との連結運転も行える。「豊かな風土と心を編む列車」をコンセプトに、山形の風土と利用者の心を結び付けるデザインとした。
多様な旅行ニーズに対し、快適な移動空間を提供するため、全席にコンセント、全号車に大型荷物置場を設置。車いすスペースも増設され、バリアフリーへの対応を充実させている。積雪寒冷地での走行を考慮し、車両への着雪対策として台車部にヒーターを搭載しており、輸送の安定性向上をめざすという。
-
新型車両E8系の車いすスペース(提供 : JR東日本東北本部)
-
新型車両E8系の座席コンセント(提供 : JR東日本東北本部)
400系以来となる山形新幹線の新型車両E8系をいち早くお披露目する撮影会「E8系お披露目! 新幹線総合車両センター撮影会」も2月24日13～17時に開催。E8系の先頭車1両分(外観のみ)を撮影可能エリアとし、さまざまな角度からE8系を撮影できる。あわせて新幹線総合車両センター内にてE5系の撮影や見学も実施する。
参加費は大人・こども同額で3万円。募集人数は100人。申込みは「JRE MALL」東北本部にて、1月27日10時から受け付け、売り切れ次第、販売終了となる。
