叱るのは良くない、子どもが可哀そう。大きな声で怒鳴ったりしようものなら、そんな冷ややかな声が聞こえてくる世の中。

でも、そんなことお母さんたちは百も承知。分かっていても、上手くいかないことが重なりすぎて、一人でいっぱいいっぱいになっちゃってどうにもならず、ついそんな態度になってしまう…。そういう時もあるんですよね。

今回は、そんな母親の葛藤と子供たちとの絆を描いた、ちょっぴり切ない育児日記を紹介します。

余裕がなくてイライラしてるときに、くうちゃんにかけられたことば。
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ことばも増えて、情緒も豊かになって、こどもに助けられることも増えてきました。
(@warabeamsより引用)

「ごめんね」と素直に謝る娘さんに冷たい態度をとってしまったお母さん。きっと、お風呂や牛乳のことだけでこんな態度になってしまったわけではなく、こうなるまでに色々とあったのだと思います。その苦しさと叱ってしまったことへの後悔で涙が止まらないところへ、娘さんの「くうはママのおとーと」という言葉。泣いているママを慰める娘さん、なんて優しい。本当にママのことが大好きなんですね。

最後はみんなでハグし合うという幸せな光景で終わった育児漫画。読者からは「うるっと涙が出ました」「朝から涙が」「なんとお優しい娘さんなのでしょうか…お母さんも娘さんも素敵です」「我が子達にもっと優しく接してあげようと思いました泣」と、みなさん涙されていました。

3歳の娘さんと1歳の息子さんの育児に奮闘中のマキノ 育児絵日記さん(@warabeams)。投稿のきっかけについてなど、お話をうかがいました。

投稿者さんに聞いてみた

―― Instagramにて漫画を発信されるようになったきっかけがあれば教えてください。

二人目が産まれて少ししてから、少しずつですが自分の時間ができてきて、そんな時スマホでお絵描きできるアプリを見つけました。

結婚してからお絵描きから遠ざかっていたのですが、昔から絵を描くのが好きだったので、空いた時間で子どもたちとのエピソードを描いてみようと思ったのがきっかけです。

―― こちらの投稿が反響を集めていることについて率直なご感想を教えてください。

まずは、漫画に目を通していただいて大変嬉しく思います。

育児は、目に見えて成果があるものじゃないので、このエピソードのように、自分がかけた言葉や愛情が、子どもの中でちゃんと受け止められていると分かる機会は、本当に稀だけど、報われる瞬間だと思うんです。

読んでくださった方も、いつも真剣にお子さんと向き合っているからこそ、自分と重ねて共感してもらえたのかなあと感じました。


ふんわり優しいタッチのイラストで子どもたちの成長を描くマキノさん。今回はウルっとしてしまう内容でしたが、成長著しい子どもたちとの楽しい日常をたくさん投稿されています。気になる方は、ぜひ、過去の投稿ものぞいてみてくださいね。