カトープレジャーグループは1月21日、1日2組限定のお食事処「日本料理 楽精庵(らくせいあん)」をスモールラグジュアリーリゾート「ATAMI 海峯楼」内(静岡県熱海市)に開業した。同店は、ヒューリックと同社の合弁会社「ヒューリックふふ」が経営する。
これまで、同施設の宿泊者のみ利用できた空間が、さまざまな人にも愉しめる日本料理店として生まれ変わる。
同店では、熱海の景色を表現した金の襖絵に囲まれた特別な空間の中で食事ができる。襖絵は、明治時代末期から平成時代にかけて活躍した版画家・徳力富吉郎氏が、この空間のために描いた。熱海の海と松の襖絵は、26枚の襖に金、青、緑で大胆に表現され、その力強い筆触を感じることができる。
襖絵の開いた先にはガラス造形作家・狩野智宏氏によるガラスのオブジェがライトに照らされ、幻想的なときを演出する。
用意する食事は、熱海近海で獲れる海の幸を中心とした月替わりの「日本料理コース」。こだわりの器に美しく盛りつけて提供する。
冬の味覚の代表「河豚」や、春の訪れを感じさせる「筍」や「山菜」、「地蛤」など季節ごとにぜいたくな食材を使用した「特選料理コース」も用意する。目の前で仕上げることで、ライブ感あふれる音や香りを感じられる特別なコースになるという。
そのほか、料理人が腕を振るう料理を堪能しながら、熱海の伝統文化でもある熱海芸妓の舞も楽しめるプランも用意する。
個室は、2名から12名までの利用可能。予約限定のため、特別な空間で特別なディナーを楽しむことができる。