小田急電鉄は、特急ロマンスカー・VSE(50000形)とXR技術を掛け合わせた観光コンテンツ「XRロマンスカー」の体験企画として、「最先端技術XRをロマンスカーで体験できるモニターツアー」を2月18・19・23日に初めて開催すると発表した。
「最先端技術XRをロマンスカーで体験できるモニターツアー」は、特急ロマンスカー・VSEの展望車窓(リアル)とXR技術(デジタル)の融合を楽しむ限定ツアーとして開催される。参加者は新宿駅から大山の最寄り駅である伊勢原駅へ向かうロマンスカー・VSEに乗車。現実世界の様子をVRゴーグル上に投影する「パススルー機能」を搭載したVRゴーグルを装着すると、江戸時代から続く信仰文化「大山詣り」のXR映像を車窓の景色に重ね合わせた映像が見られるという。
XR作品は、日本で初めて4年連続でヴェネチア国際映画祭のVR部門で監督作品が上映され、海外からも高い評価を受けるXRアーティストの伊東ケイスケ氏が手がける。作品の体験時間は約20分間。登戸駅付近から相模大野駅付近を走行中に実施予定となっている。
XR体験後は、大山詣りへの理解を深められるように、伊勢原市と伊勢原市観光協会の協力を得て観光ガイドブックなどを車内で配布する。伊勢原駅で降車後に解散となり、その後は個人で現地観光を楽しむ。
2月18日は午前の1回、2月19・23日は午前・午後の2回実施。来年度以降の本運用に向けたモニターツアーとして実施するため、参加費は無料。各回10名の参加者を募集する。参加申込みは、地域密着型サービスプラットフォーム「ONE」内の申込みページで1月29日まで受け付ける。応募者多数の場合は抽選となり、2月6日頃、当選者に通知される。