阪急交通社は1月17日、「台湾旅行」に関する調査結果を発表した。調査は2022年11月21日〜27日、全国の20代以上の男女522名を対象に、Webアンケート方式にて行われた。
台湾の観光スポット知名度ランキング、1位は「台北101(たいぺいいちまるいち)」(台北市)だった。地下5階、地上101階という超高層ビルの89階には屋内展望台、91階に屋外展望台、そして101階には「Skyline460」(要予約)と呼ばれる屋外の歩道があり、台北を一望することができる。また、上層階にはレストランやバーがあるほか、地下1階から地上6階まではショッピングモールになっており、買い物も楽しむことができるスポットとなっている。
続く2位は、世界四大博物館のひとつとして数えられることもある「国立故宮博物院(こくりつこきゅうはくぶついん)」(台北市)。中国歴代の王朝が集めてきたという芸術品が69万点以上(2022年9月30日現在)も収蔵されており、翡翠で作られた「翠玉白菜(すいぎょくはくさい)」、豚バラ肉を連想させる、碧石(へきぎょく)で作られた「肉形石(にくがたせき)」など、一風変わった人気の作品も目にすることができる。
3位には、山間に位置する、風光明媚な街「九份(きゅうふん)」(新北市)がランクイン。昔、金の採掘によって栄え、その後衰退をしたものの、ノスタルジックな雰囲気が楽しめる観光地として改めて人気を博している。夕暮れどきになると赤い提灯に灯りがともり始め、幻想的な景色が広がり、九フン茶坊(きゅうふんさぼう)、阿妹茶樓(アーメイチャーロウ)といった有名なお茶屋さんを巡る楽しみもできるスポットとなっている。
続いて、最大規模の夜市として有名な「士林夜市(しりんよいち)」(台北市)が4位にランクイン。外では洋服や雑貨、小物の買い物を楽しむことができ、地下にある「美食区」では、台湾の庶民の味の魯肉飯(ルーローファン)や台湾風おやきの胡椒餅(フージャオビン)、台湾のソーセージである香腸(シャンチャン)など、台湾グルメを思う存分堪能することができる。
5位は「十分老街(シーフェンラオジェ)」(新北市)。両脇にお店が立ち並ぶ線路の上を電車が走り抜ける、珍しい光景が見られるスポットで、ランタン上げ体験を提供するお店が多く、1年に1回開かれる「平渓天燈節(ピンシーテンダンサイ)」というランタン祭りも有名。
同じく5位には、台北市内からMRT(都市鉄道)に乗って40分ほどと、アクセスの良い温泉地「北投温泉(ベイトウウェンチュエン)」(台北市)もランクイン。温泉施設が数多くあり、場所によって白硫黄泉、青硫黄泉、鉄硫黄泉という3つの泉質を楽しむことが可能。市内からも近いため、台湾観光の拠点にすることもできる。
7位〜14位までのランキングは以下のとおり。
最後に、「台湾旅行に行くとしたら何を楽しみたいですか?」と質問したところ、「グルメ」(60.2%)がダントツの1位に。次いで「買い物」(37.9%)、「建物や街並み」(32.4%)、「夜市」(31.6%)、「自然景観」(30.8%)と続いた。