LIFULLは1月16日、「【二人暮らし×都心通勤編】住みやすさのわりに家賃が安い駅ランキング2023」を発表した。調査は、「LIFULL HOME'S PRESS」に掲載された駅徒歩15分以内、1LDK~3LDK、30平米以上~80平米未満の賃貸マンションのデータを集計したもの。

  • 「【二人暮らし×都心通勤編】住みやすさのわりに家賃が安い駅ランキング2023」

    「【二人暮らし×都心通勤編】住みやすさのわりに家賃が安い駅ランキング2023」

今回のランキングでは、都心の職場に通いやすい駅として、1都3県(東京・神奈川・千葉・埼玉)に所在する全駅のうち、JR山手線各駅、ならびに山手線各駅から20分圏内の全345駅、また掲載物件200件以上の駅を対象駅としている。

二人暮らし向けの物件において、都心に通いやすく、住みやすさのわりに家賃が安い駅を調べた結果、1位は「亀有駅」(JR常磐線)だった。大手町駅まで23分、霞ヶ関駅まで28分と、都心にダイレクトにアクセスが可能で、駅から徒歩15分以内でアクセス可能な施設の充実度をスコア化した「駅周辺充実度」は100点満点のうち85ポイントを獲得。また、「スーパー」のスコアが91、「弁当・惣菜」のスコアが87となっており、住環境から見た妥当な家賃「理論家賃」が17.47万円となり、実際の平均家賃10.48万円との差額(-6.99万円)は対象駅の中で最大となった。

続く2位は「川口駅」(JR京浜東北線・根岸線)。理論家賃(17.50万円)と平均家賃(10.88万円)との差額はマイナス6.61万円で2位にランクイン。1駅東京寄りの「赤羽駅」(東京都北区)の家賃相場は14.77万円となっており、県境を越えることで約4万円下がることになる。京浜東北線で上野駅まで18分、東京駅まで25分でアクセスできるなど交通利便性に優れているほか、「子育て施設」のスコアが88と、上位10駅の中で最も高かった。

3位にランクインしたのは、JR総武線の「小岩駅」。山手線や京浜東北線に乗り換えができる秋葉原駅までは17分、東京駅へ20分、品川駅へ30分以内で到達可能。理論家賃17.49万円に対し、実際の平均家賃は11.20万円と、差額はマイナス6.29万円という結果に。また、「コンビニ」のスコアが83、「飲食店」のスコアが85と、いずれも亀有や川口よりも高く、料理に手間はかけられない忙しい2人には便利な環境といえるほか、「医療施設」は、ランキング上位10駅の中で最も高い88ポイントを獲得している。

  • 「【二人暮らし×都心通勤編】住みやすさのわりに家賃が安い駅ランキング2023」

    「【二人暮らし×都心通勤編】住みやすさのわりに家賃が安い駅ランキング2023」

以下、4位「川崎駅(JR京浜東北線・根岸線)」(理論家賃との差-6.40万円)、5位「堀切菖蒲園駅(京成本線)」(同-6.32万円)、6位「金町駅(JR常磐線)」(同-6.24万円)、7位「新小岩駅(JR総武線)」(同-6.04万円)、8位「綾瀬駅(JR常磐線)」(同-5.69万円)、9位「上板橋駅(JR東武東上線)」(同-5.67万円)、10位「京急川崎駅(京急本線)」(同-5.66万円)と続き、トップ10には、東京の城東エリアの各駅と、東京都と埼玉県、神奈川県、千葉県の県境付近の駅がランクインした。