中京テレビ・日本テレビ系バラエティ番組『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』(毎週火曜19:00~)が、きょう17日に放送。ゲストに、与田祐希(乃木坂46)、木全翔也(JO1)が出演する。

  • タバコを吸う愛媛のスーパー店主=中京テレビ提供

今回は、愛媛県に初上陸。舞台となるのは、自然豊かな砥部(とべ)町で見つけたエキサイティングなスーパーだ。新鮮な青果を驚きの低価格で提供しているのが特徴で、「ピーマン」約30個、長野県産の「白菜」2個、「ほうれん草」4束が、すべて108円。北海道産の「じゃがいも(メイクイーン)」は、バケツ1杯で216円。その数を数えてみると49個にもなる。

毎週土曜日は、1,000円以上購入すると卵1パックが1円になるセールを実施。だが、店に置いてある野菜が安価すぎて、いろいろ買い込んでも会計が1,000円に満たない客が続出。「なんでこんな1,000円にいかんの?」と、うれしい悲鳴が起きる。

ほかにも、果物をふんだんに使った「フルーツサンド」が評判。大きくカットされたフィリピン産パイナップル、愛媛名物・味ピカみかんまるごと1など具材を自家製生クリームと共にパンで挟んだものが、どれも430円。さらに、状況に応じてすべてのフルーツサンドが100円引きになることも。

店でたくさん購入した客に、イチゴや柿などを店主の気まぐれでサービスしてもらえることも。そして、野菜8種100円の「福袋」を並べたり、市場や店舗で余った野菜は無料で提供することも。こうした利益度外視、お客第一の立場を貫き通しているのが、50歳の店主だ。安価な値段設定の理由を聞くと「刺激、刺激、刺激よね。刺激をお金で買いよる」と、まるでギャンブルにお金を注ぎ込んでいるかのような発言が飛び出す。店を手伝う店主の娘いわく、「(店主である父は)人づきあいが苦手やから、野菜の価格で示そうみたいな。値段を安くしたり……」とのこと。

このスーパーが取り扱う青果の新鮮さと価格には、町の中華料理屋やうどん屋といった、周辺地域のお食事処も支えている。ネギを仕入れているうどん屋の店主も「安くて新鮮さがある。他のスーパーでは採算が合わん」と、その存在の大きさを語る。

そんなエキサイティングなスーパーを取材していたスタッフに、以前から番組でお世話になっている「中華料理 珉珉」の名物ママ・鈴子さんから電話が。そこで聞かされたのは、ある大切な報告だった――。