カケハシはこのほど、複数の新規投資家および既存投資家を引受先とした総額約76億円の第三者割当増資を実施。同社は、これまで約55億円の資金調達を実施しており、今回の調達によって、累計資金調達額は約131億円となった。

  • 医療関連サービスの「カケハシ」、総額76億円の資金調達を実施

    医療関連サービスの「カケハシ」、総額76億円の資金調達を実施

「日本の医療体験を、しなやかに。」をミッションに、明日の医療の基盤となるエコシステムの創出を目指し、医療従事者やパートナー企業とともに事業を推進している同社。

2017年に電子薬歴・服薬指導ツールとしてスタートした薬局体験アシスタント「Musubi」の市場シェアは10%を超え、全国7,000店舗以上の薬局で採択されているという。加えて、薬局向けデータプラットフォーム「Musubi Insight」、患者フォローアップアプリ「Pocket Musubi」、医薬品在庫管理・発注システム「Musubi AI在庫管理」と関連プロダクトを複数展開。

今回の資金調達は、既存事業のさらなる伸長を見据え組織基盤を強化するとともに、新規事業の立ち上げを積極化することを目的としており、具体的には、開発体制強化に向けたエンジニア採用、サービス導入支援・カスタマーサポート体制の強化、新規サービスの立ち上げを含む事業開発を予定。薬局DXの先にある医療体験そのものの進化に、本格的に取り組んでいくという。