空知英秋氏による漫画『銀魂』は、2004年から2018年にかけて「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて連載されたSFコメディ時代劇作品です。

2006年からはテレビアニメ『銀魂』の放送が開始され、2010年以降合計3本の劇場版アニメが上映されました。さらに2017年には小栗旬さん主演の実写映画『銀魂』が、2018年に『銀魂2 掟は破るためにこそある』が公開されています。

ギャグ要素が多い『銀魂』ですが、実は多くの名セリフが登場することでも有名です。 そこで今回は、マイナビニュース会員の男女503名に、『銀魂』に登場する名セリフについて聞いてみました。

そもそも『銀魂』とは?

かつて“白夜叉”の二つ名で恐れられた攘夷志士・坂田銀時が、志村新八、神楽とともに何でも屋としてさまざまなトラブルに巻き込まれる様子を描くSFドタバタコメディ作品です。

物語の舞台は、天人(あまんと)と呼ばれる地球外生命体の襲撃がきっかけとなった第一次攘夷戦争から、約20年後のかぶき町。ギャグやパロディ要素が多めのエピソードの中で少しずつかぶき町で暮らす人々の過去が明かされていきます。

万事屋の3人を中心に、真選組の人々や銀時の盟友・桂といったにぎやかな顔ぶれで繰り広げる、笑いあり・涙ありの日常が描かれた人情時代劇風ストーリーです。

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『銀魂』名言ランキングTOP20

マイナビニュース会員に『銀魂』に登場するセリフの中でもっとも印象に残っているものを聞いてみたところ、ランキングはこのような結果になりました。

1位「桂じゃない ヅラだァァァァァ!!」【桂小太郎】(9.8%)
2位「惚れた女にゃ 幸せになってほしいだけだ」【土方十四郎】(7.7%)
3位「今も昔も 俺の護るもんは何一つ 変わっちゃいねェェ!!」【坂田銀時】(7.0%)
4位「美しく最後を飾りつける暇があるなら 最後まで美しく生きようじゃねーか」【坂田銀時】(5.9%)
5位「ギャーギャーギャーギャー やかましいんだよ発情期ですかコノヤロー」【坂田銀時】(5.6%)
6位「この国を護るために 俺に力を貸してくれ」【桂小太郎】(5.2%)
7位「銀ちゃんがいなくなったら 生きてたって何にも楽しくなんかないアル!!」【神楽】(4.9%)
8位「地球のおまわりなめんな」【沖田総悟】(4.5%)
8位「何度だって止めてやるアル 還ろう ただの家族に」【神楽】(4.5%)
10位「皮肉なもんだな ホントに大事なモンってのは もってる奴よりもってねー奴の方がしってるもんさ」【坂田銀時】(4.2%)
10位「お前が死なねェ限り 俺が死なねェ限り 俺もお前も死なねェ」【近藤勲】(4.2%)
10位「小汚くても自分(てめー)らしく生きてく事の方が よっぽど上等だ」【坂田銀時】(4.2%)
13位「侍は 一旦護ると決めたものは死んでも護る」【志村新八】(3.8%)
14位「私は自分の戦場は自分で決める 血ではなく魂(こころ)で」【神楽】(3.1%)
14位「腕一本もげようが 足一本とられようが 首つながってる限り戦わなきゃならねーのが真剣勝負ってもんだ」【土方十四郎】(3.1%)
14位「死んじまいなァ」【沖田総悟】(3.1%)
14位「人様に胸はれるよーな人生送っちゃいねぇ まっすぐ走ってきたつもりがいつの間にか泥だらけだ だがそれでも一心不乱に突っ走ってりゃ いつか泥も乾いて落ちんだろ」【坂田銀時】(3.1%)
18位「得るもんなんざ何もねェ わかってんだ わかってんだよんなこたァ だけどここで動かねーと 自分が自分じゃなくなるんでィ」【沖田総悟】(2.4%)
19位「だが俺のこの剣 こいつが届く範囲は 俺の国だ」【坂田銀時】(1.4%)
19位「あんたは真選組の魂だ 俺達はそれを護る剣なんだよ」【土方十四郎】(1.4%)

おもしろい『銀魂』の名言の解説

ここから実際に選ばれた『銀魂』の名言を紹介していきます。

1位「桂じゃない ヅラだァァァァァ!!」【桂小太郎】

ヅラと呼ばれるたびに「ヅラじゃない桂だ」とおなじみのフレーズで突っ込み続けていた桂ですが、1位に選ばれたのはいつもとは逆に自分をヅラだと訂正する貴重なセリフです。

桂は烙陽決戦篇にて、海王星の猩覚(しょうかく)に桂と呼ばれた際、このセリフで訂正しています。逃げの小太郎と呼ばれた桂が戦うことを決意するシーンで、長年ギャグとして扱われていた「ヅラじゃない桂だ」の誕生の瞬間も描かれました。

桂の過去・実力が明かされるとても重要な回なので必見です。

・「桂の性格がよく出ているセリフだと思う」(26歳歳男性)
・「印象的で心の中に残っているから」(56歳男性)
・「ヅラは最高です」(47歳男性)
・「なんかこのフレーズは特に印象に残っていますね〜」(49歳男性)

2位「惚れた女にゃ 幸せになってほしいだけだ」【土方十四郎】

2位に選ばれたのは、ミツバ篇で土方が言ったこのセリフです。沖田の姉であるミツバは病気のため死期が迫ってきますが、彼女は結婚が決まっていました。しかしそれは、真選組隊長の沖田とのつながりを目的とした政略結婚で、しかも相手は攘夷志士に武器を売りさばく罪人でした。

姉を思い商人の逮捕を保留にしたい沖田でしたが、土方は単身敵の本拠地へ向かい不利な戦いに挑みます。なぜそんなことをしたかというと、土方がミツバに思いを寄せていたからです。

彼女の幸せのために一度は身を引いた土方でしたが、その結婚に幸せはないと知りたった一人で戦うことを選択。そんな土方からは彼の人柄がよく伝わってきます。

・「男の生きざま、美学、最近の日本人が忘れかけているものが詰まっている」(57歳男性)
・「自分がいつ死ぬかわからない状況で、自分のことより相手のことを考え思う心がいい」(43歳男性)
・「こんな言葉を一回でいいから言われてみたい」(55歳女性)
・「土方らしいセリフだと思う」(45歳男性)

3位「今も昔も 俺の護るもんは何一つ 変わっちゃいねェェ!!」【坂田銀時】

3位には、真選組動乱篇で銀時が河上万斉に対して言い放った魂のこもったこのセリフが選ばれました。

万斉はこの国にはもう守るべきものなどないと言いながら、銀時の肩を斬りつけます。すると銀時は、国が滅ぼうが侍が滅ぼうがどうでもいいと断言。今も昔も変わらず銀時が守ろうとしてきたもの、それは仲間と自分の魂でした。

このシーンでは、新八や神楽・真選組・桂・お妙といった、銀時の大切な人たちの姿が描かれています。銀時がいつも彼らを守ろうと考えていた事が伝わる感動的な場面です。

・「とてもカッコいいシーン・セリフでした」(39歳男性)
・「銀時が仲間のために発した言葉で、場面も相まってとても感動しました。いつものおちゃらけた態度からのギャップもキャラクターの魅力だと思います」(50歳男性)
・「名セリフの定番中の定番だと思う」(53歳男性)
・「銀魂は、基本的にお笑いマンガですが、主人公たちの決めセリフがカッコよくて感心します」(60歳男性)

4位「美しく最後を飾りつける暇があるなら 最後まで美しく生きようじゃねーか」【坂田銀時】

4位にランクインしたのは、攘夷戦争の際、窮地に追い込まれ自死を選ぼうとした桂に対して銀時が言ったこのセリフです。

敵に囲まれ絶体絶命のなか、桂は敵にやられるくらいなら潔く切腹して武士らしい最期を遂げようと考えます。しかし銀時は大人しく死ぬつもりなどなく、この言葉で桂を奮い立たせるのでした。その結果、桂はふたたび敵に立ち向かい、2人とも無事に生還しています。

・「特別の言葉ではないのですが、心にぐっと突き刺さるようなジンとしたやさしい言葉」(33歳女性)
・「銀魂作品の中で最高の名言」(40歳男性)
・「数ある中で一番印象的で感動した」(64歳男性)

5位「ギャーギャーギャーギャー やかましいんだよ発情期ですかコノヤロー」【坂田銀時】

銀時が初めて発したこのセリフが5位に選ばれました。初登場から銀時らしさがあふれ出ている印象的なセリフです。

父が遺した道場を守るためアルバイトに勤しむ新八。しかし剣術一筋で生きてきた新八には、接客は難しく失敗ばかりしてしまいます。さらに、客から足を引っかけられ思い切り転倒してしまう始末。

そんな現場を見ていた銀時は、新八を叱る店長を殴り飛ばしこのセリフで一瞬にして場の空気をかえるのでした。これが銀時と新八の出会いとなっています。

・「銀さんが銀魂で初めて発したセリフがこれ。はやったし今でも記憶に残る名セリフ。銀さんらしくておもしろい」(50歳男性)
・「銀さんの最初のセリフでインパクトがあったから」(52歳男性)
・「場の空気が一瞬なごんで笑えたから」(47歳男性)

6位「この国を護るために 俺に力を貸してくれ」【桂小太郎】

6位にランクインしたのは、さらば真選組篇で桂が近藤に言ったこのセリフです。本来ならば敵対する桂と近藤ですが、国を守りたいという気持ちは変わらないため、立場や組織を超えた協力を要請する桂。

この時互いに投獄中でしたが、脱獄のために“逃げの小太郎の力”を、国を救うために“真選組の力”を使うことを提案された近藤は、攘夷志士の桂と一時休戦することを決意し、彼と手を組むのでした。

・「一撃で黙らせる言葉。とにかく響く!」(38歳男性)
・「命を懸けてでも国を守ろうとする姿に心を打たれました」(62歳男性)
・「ここでこのセリフが言えるとは! と、グッときた」(55歳男性)

7位「銀ちゃんがいなくなったら 生きてたって何にも楽しくなんかないアル!!」【神楽】

かぶき町四天王篇で、神楽が銀時に言ったセリフが7位に選ばれました。

お登勢が襲撃されたことを受け、銀時は万事屋を畳むと言い出します。そして新八や神楽、キャサリンにかぶき町から出ていくように促しますが、それは彼らを死の危険に巻き込まないためのうそでした。

しかし銀時のうそは見抜かれ、一人で戦いに行こうとするところを待ち伏せされます。何でも一人で背負おうとする銀時を止め共闘を申し出る新八と、神楽の素直な言葉が胸を打つ名場面です。

・「基本的には、ギャグ、パロディのアニメなのですが、時々こんないいセリフがあるんですよね」(46歳男性)
・「いつもぶっきらぼうな神楽が、珍しく心にぐっと来るセリフを言ったので、とても印象に残った」(53歳男性)
・「自分も誰かにそんなこと言われてみたい」(44歳女性)

8位「地球のおまわりなめんな」【沖田総悟】

将軍暗殺篇で、沖田が神威に言ったこのセリフが8位にランクインしました。

好戦的でどこか似た雰囲気を持つ沖田と神威のこの戦いは、銀魂の中でも人気の高い戦闘シーンの一つです。沖田は神威のことを“宇宙の悪党”と言い現したのちに、このセリフで挑発します。

好戦的な神威にとって、沖田のような好敵手との戦闘はまたとないチャンス。沖田の一言をきっかけに想像以上の激しいバトルへと発展するのでした。

・「沖田が好きで、心にぐっと来た」(31歳女性)
・「正義感の強いキャラクターでカッコいい」(51歳男性)
・「とても印象的だった」(64歳男性)

8位「何度だって止めてやるアル 還ろう ただの家族に」【神楽】

同じく8位には、烙陽決戦篇で神楽が言ったこのセリフが選ばれました。

行き過ぎた親子ゲンカを続ける父の星海坊主と兄の神威。夜兎族の雄同士の戦いは次第にエスカレートしていきますが、それを止めに現われたのが神楽です。神威の腕を取り神楽は2人の間に割って入りました。

その後、神威を説得しながら激しすぎる兄妹ゲンカをする2人の姿も印象的でした。

・「神楽一家はバラバラになったが、家族愛が強いのがこのセリフやストーリーから伝わる」(52歳男性)
・「神楽ちゃん、時々すごくいいこと言う」(51歳男性)
・「とても愛を感じる感動的な名ゼリフ」(43歳男性)

10位「皮肉なもんだな ホントに大事なモンってのは もってる奴よりもってねー奴の方がしってるもんさ」【坂田銀時】

10位に選ばれたのは、銀時が神楽の父・星海坊主に言ったこのセリフです。

星海坊主は神楽を連れて帰ろうとしますが、神楽は万事屋に残りたがります。しかし銀時はそんな神楽を突き放すような態度を取り、親元に返そうとするのでした。

その後銀時は、星海坊主に対してあんたみたいな家族が欲しかったと語りだし、最後には神楽を大事にしてくれと託します。この銀時の言葉を神楽がこっそり聞いて涙する姿も含めて印象的な名場面です。家族がいない銀時だからこそ言えるセリフでした。

・「すごく心に響いたセリフだった」(49歳男性)
・「なかなか的を射ていて印象に残っている」(46歳男性)
・「すごく心に刺さった」(45歳女性)

10位「お前が死なねェ限り 俺が死なねェ限り 俺もお前も死なねェ」【近藤勲】

同じく10位にランクインしたのは、さらば真選組篇で共闘することになった桂に対して近藤が言ったセリフです。

ともに脱獄した2人でしたが、黒縄島で桂は重傷を負ってしまいます。そこで桂は自分がおとりになることで近藤を逃がす作戦を提案しますが、近藤はそれを拒絶しともに生存する可能性に賭けるのでした。

基本的にギャグ要員として扱われることの多い近藤の漢気が伝わるワンシーンです。

・「感動的なセリフだったので、ぐっと胸にくるものがありました」(42歳女性)
・「そのままの意味のカッコいいセリフ。共感できるし、さらに言っている人物もいい」(46歳男性)
・「みんなでがんばって生き抜くんだというメッセージが伝わった」(60歳男性)

10位「小汚くても自分(てめー)らしく生きてく事の方が よっぽど上等だ」【坂田銀時】

紅蜘蛛篇で地雷亜から月詠(つくよ)を救った銀時のセリフが、同率で10位に選ばれました。

責任感の強さからかすべてを一人で背負い込みがちな月詠。そんな彼女を理解していた銀時は、その重荷を一緒に背負う覚悟を見せます。何かをあきらめて死ぬよりも、自分らしく生き抜くことを大切にする銀時の意思が伝わる名言です。

・「マンガの世界観が壮大で魅力的」(36歳男性)
・「自分らしい生きざまに共感します」(54歳女性)
・「カッコいいセリフだと思う」(55歳男性)

13位「侍は 一旦護ると決めたものは死んでも護る」【志村新八】

13位には、芙蓉(ふよう)篇で新八がカラクリ家政婦の悦子に言ったセリフが選ばれました。

首だけになってしまった悦子の生みの親である天才科学者・林流山が殺害されたことが判明。そしてなぜか悦子が流山殺害の容疑者になっていました。しかし悦子のデータは紛失し、事件の真相は不明。

その後悦子の回収を狙う多数のカラクリメイド達に追われる万事屋一行。悦子とともに逃走した新八はカラクリメイドに囲まれピンチに陥るものの、悦子を捨てて逃げれば生存確率は25%にまで上がると言われます。

しかし守るべき悦子を捨てて生き残ったところで、侍は死んだも同然だと言う新八。圧倒的不利な状況下でも侍らしく戦い抜く決意が現れた名言です。

・「弱々しかった新八くんが成長していき、絞り出した言葉なので、印象に残っています」(58歳男性)
・「シンプルな言い回しだけど、心に響くものがある」(50歳男性)
・「男はこうでないと生きていく資格がないと思いたいです」(60歳男性)

14位「私は自分の戦場は自分で決める 血ではなく魂(こころ)で」【神楽】

烙陽決戦篇で神楽が阿伏兎(あぶと)に対して言ったセリフが、14位にランクンしました。

阿伏兎から夜兎の本能のままに戦えばよいと挑発された神楽は、まっすぐ前を見据えてこの言葉を返します。戦闘民族である夜兎としてではなく、ただの人間として自分の意志で戦うことを選ぶという神楽の強い決意が伝わる名言です。

烙陽決戦篇の神楽は本当にカッコイイ見せ場が多いので、何度見ても楽しめるエピソードのひとつと言えるでしょう。

・「神楽はかわいいのにとてもがんばり屋さんでおもしろ味もあり、大好きなキャラ」(52歳女性)
・「戦闘好きの夜兎族、神楽の決意と覚悟があらわれている」(60歳女性)
・「セリフがカッコよかった」(44歳男性)

14位「腕一本もげようが 足一本とられようが 首つながってる限り戦わなきゃならねーのが真剣勝負ってもんだ」【土方十四郎】

同率で14位にランクインしたのは、柳生篇で土方が柳生四天王の一人である北大路に言ったセリフです。

新八の姉・お妙を奪還すべく柳生家へ道場破りに向かった万事屋一行は柳生四天王と勝負することに。そこに近藤の付き添いとして同行した土方と沖田も参戦します。

大きな的となる皿を抱えた状態で北大路に押される土方でしたが、いくらやられてもまったく臆せず立ち向かい続けるのでした。そしてそんな土方の覚悟を受け止めた近藤が見守るなか、土方は見事北大路に勝利しています。

・「すばらしい根性で、泣けてきますね~」(69歳男性)
・「男の生きざまみたいなものを感じた」(55歳男性)
・「どんなに劣勢でも戦い抜く、その覚悟を決めるさまがカッコよすぎる」(42歳女性)

14位「死んじまいなァ」【沖田総悟】

真選組動乱篇にて、沖田がかつての仲間をまとめて倒した後に言ったキメゼリフが同率で14位となりました。

真選組参謀の伊東は、組織の実権を握るため近藤暗殺計画を企てます。それを止めようとする沖田の前に立ちはだかるのは、伊東派に寝返ったかつての仲間たちでした。

沖田は一番隊隊長として彼らに、実力差を埋めるためには呼吸を合わせて数で圧倒しろという最後の教えを告げますが、その教えどおりに斬りかかってきた相手を容赦なく倒していきます。

近藤のためならかつての仲間を斬ることにも一切ちゅうちょしない沖田の芯の強さが伝わるワンシーンです。

・「余計な文言がなく、残虐性が込められていてカッコいい」(40歳男性)
・「この短いセリフの中にあらゆる気持ちと感情が込められているので、逆にこの短さだからこそ心に伝わるものがあると思います」(62歳男性)
・「ニヒルでとても印象的です」(67歳男性)

14位「人様に胸はれるよーな人生送っちゃいねぇ まっすぐ走ってきたつもりがいつの間にか泥だらけだ だがそれでも一心不乱に突っ走ってりゃ いつか泥も乾いて落ちんだろ」【坂田銀時】

元泥棒のキャサリンはお登勢との出会いを機に、犯罪から足を洗い、心を入れ替えて真っ当な生活を送っていました。しかしある日、昔の仲間から犯罪の勧誘を受けてしまいます。

お登勢に迷惑を掛けたくないキャサリンは、もう盗みはしないと勧誘を断りますが、返り討ちにあってしまうのでした。そんなキャサリンを助けた銀時が言ったこのセリフが、同率で14位にランクインしました。

・「作品の内容とは裏腹に、いい名言で印象に残った」(24歳男性)
・「言葉が重く印象が強い」(75歳男性)
・「とにかく感動した」(53歳男性)

18位「得るもんなんざ何もねェ わかってんだ わかってんだよんなこたァ だけどここで動かねーと 自分が自分じゃなくなるんでィ」【沖田総悟】

沖田に地下格闘場の煉獄関で最強と言われる鬼道丸の調査を依頼された万事屋一行は、彼の正体がたくさんの孤児を育てる道信という男だと突き止めます。 道信は子どもたちの父親になるため鬼道丸を辞め夜逃げしようとしますが、逃走中に殺されてしまうのでした。

すべてを知った銀時たちは、煉獄関へ命を懸けた弔い合戦に向かい暴れ回ります。そんな彼らを見た沖田が道信のかたきに向かって言ったこのセリフが18位に選ばれました。クールな沖田の秘めたるアツさが伝わる名言です。

・「一番共感したセリフだった」(31歳男性)
・「胸に刺さる言葉でインパクトがあった」(41歳男性)
・「とても強く記憶に残っている」(50歳男性)

19位「だが俺のこの剣 こいつが届く範囲は 俺の国だ」【坂田銀時】

行方不明の娘探しの依頼を受けた万事屋一行は、クラブに潜入して対象者の行方を調査します。するとそこで宇宙海賊“春雨”と衝突。新八と神楽は連れ去られ、銀時は重傷を負ってしまうのでした。

偶然攘夷党の人間に拾われた銀時は、桂によって応急処置を施されます。そして2人は海賊のコスプレで春雨の元に突撃。新八と神楽を奪還した銀時が言ったこのセリフが19位に選ばれました。

・「銀魂は全話チェックしたが、坂田銀時の魅力をもっともあらわしている素敵なセリフだと思います」(29歳男性)
・「カッコよくて、説得力を感じる」(46歳男性)
・「すごくいいシーンだったので記憶に残っている」(39歳男性)

19位「あんたは真選組の魂だ 俺達はそれを護る剣なんだよ」【土方十四郎】

真選組動乱篇にて近藤は、これ以上の犠牲を出さないためにも戦線を離脱するよう指示を出します。しかし副長土方は、その指示を無視するだけでなく近藤を救出したとうその報告をし、敵を倒すよう通達するのでした。

そして土方は近藤に対して、生き残らなければならない理由を説きます。前半部分はトッシーと呼ばれる妖刀に支配された土方のもう1つの人格による言葉ですが、後半はその支配から脱した土方自身の言葉です。

土方本人としてのアツい思いをまっすぐ伝えたこのセリフが同率で19位となりました。

・「一番印象に残っている」(46歳男性)
・「重くてとても響く言葉だと思う」(43歳男性)
・「なかでも土方が好きでこの言葉が印象的」(45歳男性)

短いけれど心に残る『銀魂』の名言を紹介しました

コメディ要素が強いと思われがちな『銀魂』ですが、実はシリアスな内容や感動的なエピソードも多く存在します。

何でも屋・攘夷志士・真選組・宇宙海賊とさまざまな立場のキャラクターたちが衝突を繰り返していますが、それぞれにブレない信念や固い決意があるからこそ彼らの言葉には説得力があるのでしょう。

作中では、今回紹介した以外の名言もたくさんあるので、お気に入りのエピソードと名言を探してみるのもいいかもしれません。

調査時期: 2022年11月3日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計503人(男性: 377人、女性: 126人)
調査方法: インターネットログイン式アンケート

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