日本の年越しに除夜の鐘は欠かせません。

除夜の鐘は大晦日の夜から元旦にかけて108回鳴らすものとされており、これによって人間の内側にある“108の煩悩”を取り除き、心清らかに新しい年を迎えようという風習です。

でも正直、108回って結構多いですよね。最初から最後まですべての鐘の音を聞くのは無理、という方も少なくないはず。そんな方々にうってつけのマシンが大晦日に登場し、大いに話題となりました。

このツイートの投稿主は「ふんいきクリエイター かねちん(@huniki_kanetin)」さん。

彼がこのたび発明したのは「5秒で煩悩を消失させる装置」。一体どんな装置なのかと動画を見てみると、その名のとおり5秒間で108回という驚異的なスピードで除夜の鐘を突くマシンの姿が映し出されていました。

  • (@huniki_kanetinより引用)

一般的に、除夜の鐘は人の手で一発ずつ時間をかけてゴーン、ゴーンと鳴らすものですが、それをわずか5秒に短縮してしまうとは、まさに時短の極み。ちなみに、一回の鐘の音にかかる時間はなんと約0.046秒です。

一瞬で煩悩を断ち切れるこの素晴らしい装置にはとても多くの反響があり、ツイート1.6万件のリツイート、6万件のいいねを獲得(1月10日時点)。数々のコメントも寄せられました。

「予想外の展開に鐘の5秒間だけ無心になれたw」

「こういうの好きだわー! 」

「もう風情もくそもありませんが煩悩消し飛びました ありがとうございます」

「再来年の分まで消えたわw」

「楽をしたいっていう煩悩が出てきてる気が(((」

「煩悩を素早く打ち消すことを追究すると耳馴染みのある『目覚まし音』に帰着するの、かなり深みがある」

「くだらないが素晴らしい」

「いい発想www」

また、「腹筋返して」「正月早々、茶ぁ吹いたやないかっっ」「傑作だ〜。笑いが止まらない。」「初笑い持ってかれたわ」など爆笑している方も多数見られました。

ツイ主さんに聞いてみた

年末年始に爆笑を巻き起こしたこの発明品。作成時のエピソードについて、ツイ主のふんいきクリエイター かねちんさんにお聞きしました。

ーーこの装置を作ろうと思った理由やきっかけをお聞かせいただけますか?

普段からTwitterやYouTubeでくだらない物やくだらない動画を投稿する活動をしているのですが、そのネタの一つとして、年末ならではのネタが何かないかと考えた時に、除夜の鐘が超高速で108回叩かれたらくだらなくて面白いかなと思ったのがきっかけで作ってみました。

ーー作る際にこだわった点や難しかった点、楽しかった点などを教えてください。

こだわったところは鐘がちゃんと鐘っぽく見えるようにしたところです。除夜の鐘の画像を参考に3Dデータを作成し、3Dプリンタで出力後、緑の絵の具で色を塗って、できる限り鐘っぽくなるようにこだわりました。

難しかったところは、鐘の中に卓上ベルが仕込んであるのですが、最初思ったようにベルの音が鳴らず、ベルの最適な固定の仕方や、押す部分と鐘が接触しないようにするといった所が少し難しかったです。

基本的に作っている間は試行錯誤も含めて全部楽しいのですが、最終的にちゃんと高速で連続して鐘を鳴らせた時が1番嬉しく、楽しいと思える瞬間でした。

ーー今回のツイートが大きな反響を生んでいます。率直なご感想などはございますか?

率直に多くの人がこの投稿を面白いと思ってくれて嬉しかったです。年末年始にかけてバズっていたので、「初笑いはこれでした」みたいなリプライもあり、新年一発目から誰かを笑顔にできたのは本当に嬉しかったです。年末に実家で頑張って作った甲斐がありました(笑)


ふんいきクリエイター かねちんさんのアカウントでは、この他にも「天才かもしれないアイデア」をたくさん発信されていますので、ぜひチェックしてみてくださいね♪