ビースタイル ホールディングスが運営する「しゅふJOB総研」は1月4日、「夫の家事育児2022」に関する調査結果を発表した。同調査は2022年11月18日~12月2日、就労志向の既婚女性554名を対象にインターネットで実施した。

  • 2022年を振り返り、夫は家事・育児に十分取り組んでいたと思いますか

2022年を振り返り、夫は家事・育児に十分取り組んでいたと思うか尋ねたところ、53.6%が「不満あり」、46.4%が「不満なし」と回答した。

夫の家事育児について、直近3カ年で比較した。「不満なし」という回答は、2020年は53.5%、2021年は49.7%、2022年は46.4%と年々減っており、「不満あり」が増えていることがわかった。

  • 2022年を振り返り、夫は家事・育児に十分取り組んでいたと思いますか(直近3か年比較)

子どもの人数別に見ると、子どもなしの場合は「不満なし」が54.2%で半数以上を占めているが、子ども1人の場合は48.9%、子ども2人以上の場合43.4%と、子どもの数が多いと「不満あり」が多くなっている。

2022年を振り返って、家事・育児で夫が積極的に取り組んでいたと思うことを聞くと、子どもの有無に関わらず、最も多い回答は「ゴミ出し」だった。次いで「買い物」、「掃除や片付け」となった。

  • 2022年を振り返って、家事・育児で夫が積極的に取り組んでいたと思うことは何ですか(子どもがいる既婚女性のみ)

2022年を振り返って、家事・育児で夫がもっと積極的に取り組んだ方が良いと思うことを尋ねた。すると、子どもの有無に関わらず、「掃除や片付け」が最も多く、2位は「名もなき家事全般」、3位は「料理」だった。

  • 2022年を振り返って、家事・育児で夫がもっと積極的に取り組んだ方が良いと思うことは何ですか(子どもがいる既婚女性のみ)

家事育児で夫が積極的に「取り組んだ方が良いこと」の比率から「取り組んだこと」の比率を引いた"夫の家事「取り組み不足度」"を見ると、子どもがいる・なしに関わらず、「名もなき家事全般」が圧倒的に多かった。家事育児において名もなき家事が重要であることの認識が、夫側には薄いことがわかったとのこと。