「新年の頭にネクストブレイク候補を発掘する」、マイナビニュース恒例の正月企画を今年も実行。年々、他サイトで似た記事も増えてきたが、ここでは「とびきりフレッシュな先物買い」という観点から10名の若手女優を紹介していく。
セレクトのポイントは、最近の出演作で見せた可能性、出演予定のラインナップ、業界内の評価。次々に新星が誕生する女優業界で、今年ブレイクのきっかけをつかむのは誰なのか?
■彗星のごとく現れた「文句なしの大器」
1人目は、業界内で「文句なしの大器」との声があがる當真あみ(16)。芸能界デビューは2021年ながら昨年いきなり『妻、小学生になる。』(TBS系)でドラマデビューを果たす。しかも彼女が演じたのは、“訳アリの中学生小説家”という難役だった。
続く『オールドルーキー』(TBS系)ではCM出演に戸惑う美しすぎるフェンシング選手、『霊媒探偵・城塚翡翠』(日本テレビ系)では主人公に事件調査を依頼するが被害者となる女子高生を熱演。さらに短編映画『いつも難しそうな本ばかり読んでる日高君』、アニメ映画『かがみの孤城』では主演を務め、トップ女優の登竜門であるカルピスウォーターの14代目CMキャラクターにも選ばれた。
今年も1月期の『Get Ready!』(TBS系)に出演するほか、『ZIP!』(日本テレビ系)内の朝ドラマ『パパとなっちゃんのお弁当』ではヒロインを務め、大河ドラマ『どうする家康』(NHK)への出演も決定。バラエティへの出演もこなす万能さを見せるなど、国民的女優への可能性を見せている。
2人目も、昨年突然の出演ラッシュで驚かせた藤間爽子(28)。日本舞踊の家元・三代目藤間紫でありながら、劇団「阿佐ヶ谷スパイダース」に所属し、2017年に朝ドラ『ひよっこ』(NHK)でドラマデビューを飾るなど、業界内では知られる存在だった。さらに昨年は『マイファミリー』(TBS系)で誘拐事件の鍵を握る女性を演じて「あの子は誰?」と話題になり、『ちむどんどん』(NHK)、『僕の姉ちゃん』(テレビ東京系)にも出演。さらに『silent』(フジテレビ系)に主人公の親友役で出演したほか、映画、CMなどでも存在感を見せて一躍スター女優の仲間入りを果たした。
3人目も、昨年の出演作で「あの子は誰?」と話題を集めた山本千尋(26)。業界内では、武術太極拳の世界ジュニア選手権で2度優勝した次世代アクション女優として知られていたが、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)で悲しき暗殺者・トウを演じて一気に知名度を上げた。昨年は『未来への10カウント』(テレビ朝日系)、『テッパチ!』(フジ系)にも出演するなど、着実に演技の幅を広げている。
■たたき上げのモデル女優が開花か
4人目は、モデル出身ながら“たたき上げ女優”の感がある中村里帆(23)を挙げておきたい。2016年の女優デビューから地道にゲスト出演を重ねて経験を積み、徐々に深夜ドラマのレギュラー出演を増やしていった。
昨年も『モトカレ←リトライ』(MBSほか)、『推しが武道館いってくれたら死ぬ』(朝日放送・テレ朝系)、『高嶺のハナさん2』(BSテレ東)などに出演していたが、今年はついにブレイクのムードが漂う。1月期の『星降る夜に』(テレ朝系)、今春の朝ドラ『らんまん』(NHK)へのレギュラー出演が決まり、本格ブレイクへの準備は整った。
5人目は、このところ悪女役の演技が評価されていた結城モエ(28)。昨年は『おいハンサム!!』(東海テレビ・フジ系)、『インビジブル』(TBS系)、『僕の大好きな妻!』(東海テレビ・フジ系)、『六本木クラス』(テレ朝系)など5作の連ドラに出演した。今年は1月期から『Get Ready!』への出演が決まっているが、息をのむような美ぼうを武器にブレイクの気配を漂わせている。