お笑いコンビ・ラパルフェの都留拓也が、フジテレビのドラマ『瑠璃も玻璃も照らせば光る』(27日13:45~)に出演する。

ラパルフェの都留拓也=フジテレビ提供

「第34回フジテレビヤングシナリオ大賞」を受賞した市東さやか氏の脚本による同作は、ヤングケアラーの女子高生・木村ひかる(豊嶋花)が、演劇部の照明係の手伝いをすることになり、真剣に部活に取り組もうとする転校生・立石瑠璃(祷キララ)と、家事を担い続けなければならない自分の境遇との間で葛藤する青春ヒューマンドラマ。

17日に放送された『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』で優勝した都留が演じるのは、ひかるが通う高校の教師役だ。阿部寛などのモノマネでも有名な都留だが、「生徒たちに目指してほしい学校は?」という質問に対して、「もちろん東大だ!」と即答している。

ほかにも、うつ病を抱えるひかるの母・里絵役で青山倫子。こん睡状態にあり、病院で寝たきりの父・康一役で水橋研二。その父の担当医である、病院の医師・三隅修二役で勝村政信が出演。勝村演じる三隅は、ひかると一緒に、康一の回復を願う中で、ひかるが前を向くきっかけを与えようとする役柄だ。

看護師・中野敦子役には、池谷のぶえ。池谷が演じる敦子は、父の見舞いに足しげく通うひかるを、優しく見守りながらも心配しているという役柄。ひかるが落ち込んだ時に優しい言葉をかけるなど、頼れる存在でもある。

都留のコメントは、以下の通り。

――この作品の出演を聞いた時の心境を教えてください。

「はじめは、僕でいいのかなと思いましたね…。タイトルを聞く前は、”ドラマが決まりました”と言われて喜んだんですが、設定が少し重たい、うつ病のお母さんの話で、”それの先生です!”と聞いて、”…ちょっと面白くなっちゃわないか?”と心配が勝ちました。”東大行かせなくていいんでしょうか”という気持ちでいっぱいになりましたね(笑)」

――峯田という教師役を、どのように演じましたか。

「監督からは、メイクはしないけど、声は阿部寛さんで、と指示をもらいました。なので、なるべく阿部さんを、声でも出しきらないようにっていう、すごい難しいことしています。(劇中で)”いいかお前ら!”というセリフがあるんですけど、気を抜くと、そこで阿部さんが出ちゃうので、その阿部だけ出さないように一生懸命です」

――教師役としては、学生のみんなにどこの大学に行ってほしいですか?

「もちろん東大だ!(都留さんに戻って)…ただ、設定上、進学校ではないので、”東大に行け!”とは言わないでと、言われています(笑)」

――視聴者の方にメッセージをお願いします。

「少し重たい話ではあるのですが、私が出てくるところで少し気持ちを緩めていただければと思います。シナリオはとても現代的で、新しくて面白いですので、そこの部分をまっすぐ見てくれたらと思います!」

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