JR北海道は19日、客車をリニューアルした「SL冬の湿原号」の運転概要を発表した。「SL冬の湿原号」は蒸気機関車C11形171号機の牽引で、釧路~標茶間を1日1往復する観光列車。2023年は1月21日から3月21日まで運転を行う予定となっている。
今年度の「SL冬の湿原号」は、ストーブカー(2~4号車)の内装をリフレッシュし、客車内フルリニューアルとなる。壁面に木目、荷棚やカーテンレールに真ちゅう色をあしらい、SL列車が持つノスタルジーをより感じられる室内とした。
座席周りのテーブル、取っ手、肘掛けは北海道産の木製品とし、座席生地とカーテンも新調。トイレの様式化、大型荷物置場の設置に加え、新型コロナウイルス感染症対策として、全号車・全ボックス席のテーブル上にクリアパーディションを設置する。
2023年の運転日は1月21・22日、1月27~29日、2月3~12日、2月17~19日、2月23~26日、3月3~5日、3月10~12日、3月17~19日、3月21日の予定。釧路~標茶間を1日1往復し、上りは釧路駅11時5分発・標茶駅12時35分着、下りは標茶駅14時0分発・釧路駅15時42分着で運転される。釧路~標茶間で乗車する場合、乗車券1,290円と指定席券1,680円、計2,970円(こどもは半額)に。牽引車が変更となった場合でも料金は変更されない。特典として、上り・下りでデザインの異なる乗車証明書がプレゼントされる。
なお、「SL冬の湿原号」の客車内フルリニューアルを記念した入場券(1セット3枚組・台紙付)を2,000セット用意。1月21日から3月21日まで、釧路駅にて1セット600円で販売される。