「JOYSOUND カラオケランキング授賞式 2022」が12月14日に開催され、高橋洋子の「残酷な天使のテーゼ」が30年間で最も歌われた曲として表彰された。
“カラオケ文化の日”である10月17日、通信カラオケ「JOYSOUND」を初めて世に発表した1992年から2022年の30年間に歌唱された楽曲の回数に基づき集計した「JOYSOUND カラオケ30周年ランキング」が発表された。最も歌われた楽曲は、テレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の主題歌である「残酷な天使のテーゼ」。アーティスト部門ではメジャーデビュー30周年を迎えたMr.Childrenが首位となった。
授賞式には「残酷な天使のテーゼ」を歌唱する高橋洋子が登壇。「残酷な天使のテーゼ」を生披露し、「1995年にこの楽曲を歌わせていただいてから27年という歳月が経ちました。たくさん、皆さんに愛していただけたというのは、『エヴァンゲリオン』という作品、そしてこの楽曲が素晴らしかったということに尽きると思います」と喜びのコメント。
続けて、「一昨日までスペインの方で、この楽曲を歌いにイベントに参加してまいりました。その時にも感じましたが、世界中の皆さんが日本語で一緒にこの曲を歌ってくださるんです。それは本当に感動する瞬間で、このように世界中の皆さんが歌ってくださる、そういった楽曲を歌わせていただいていることも非常にうれしいことですし、アニソンは国境を越える最強のパスポートだなということも再確認しています」と語る。
さらに、「まだお会いしたことのないたくさんの方がおられます。そしてこれからまた、たくさんこの曲を歌われる方もおられます。いろんな出会いをこの楽曲がつなげてくれたらいいなと、関係者を代表してもここで御礼申し上げます。皆さま、本当にこの30年間のランキング総合1位を受賞させていただきまして、まことにありがとうございます」と感謝のことばを述べた。
また、12月6日に肺がんのため死去した水木一郎さんについて記者からコメントを求められると、「先月、長野の方でご一緒させていただきまして、そのときも車椅子でご登壇されました。私たちにとってアニキは、アニソンを世界に広げるということを第一人者としてやってくださった方、まさにレジェンドだと思います。水木さんはいつもマフラーがトレードマークになっておりますが、その昔、『このマフラーはどうしてつけられるんですか?』とお伺いしたら、『こうした方が皆さん楽しいでしょう』っていうふうにおっしゃって。私たちにとっては本当に素晴らしいアニキなので、本当に悲しいし、言葉で何かお伝えするというのはなかなか難しいんですけれども、最後までステージに立つということを諦めず、生涯現役を貫き通した大先輩、尊敬する大先輩です。心からのお悔やみ申し上げます」と水木さんへの思いを語った。
そのほか、2022年カラオケ年間ランキングで、2年連続で楽曲ランキング1位となった「ドライフラワー」の優里、アーティストランキングで初めて1位となったAdoが、それぞれVTRで出演した。
Adoは「最近カラオケでよく歌う曲」という質問にも答え、「絶対に欠かせないのが『ラブライブ!』の楽曲。μ'sの楽曲はもう私は死ぬほど歌います。どんだけ歌うねんってくらい歌うし、ありがたいことに『ラブライブ!』のμ'sの楽曲は、歌はもちろんなんですけど、映像がアニメバージョンみたいになっていることがあって、そのアニメバージョンを見ながら好きな歌も歌えるという、『何たる贅沢な!』みたいなことが多いんですけど、それで私は大好きな(園田)海未ちゃんの映像を見ながら、めちゃめちゃもうギャーギャー騒ぎながら歌うっていうのがルーティン、ルーティンというか毎回そういうことを行って、友達に笑われていますね(笑)」と告白。
また、最近のエピソードとして友人とカラオケに行った際、テレビアニメ「ONE PIECE」オープニングテーマの「新時代」、映画「ONE PIECE FILM RED」劇中歌である「ウタカタララバイ」を歌わされたと言い、「すごく恥ずかしかった覚えがありますし、『ウタカタララバイ』はやっぱり難しいっていうのを再確認できて、ちょっと気合入れて練習しないとなって気付かされました」と話した。