きょう12月12日に結成1周年を迎えたHello! Projectの10人組アイドルグループ・OCHA NORMA(オチャノーマ)が、『ファーストライブツアー2022 〜スタートダッシュ!〜』を東京・かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホールで開催。メンバーが、公演前に囲み取材に応じた。

  • OCHA NORMA

1年前の今日、Hello! Project研修生発表会のステージでグループ名とメンバー10人が発表されたOCHA NORMAは、1年間の活動を経て「第64回輝く! 日本レコード大賞 新人賞」を受賞したばかり。ツアー初日の予定だった新宿ReNY公演はメンバーの新型コロナウイルス感染により中止、9人で愛知公演、大阪公演に立ち、フルメンバーでの出演は今回のかつしかシンフォニーヒルズ公演が初となる。

──グループ初のライブツアーが始まった感想を聞かせてください。

斉藤円香:リハーサル期間を経てツアー本番を行ううちにメンバーの新たな一面が知れて、もっともっと良いグループにしていきたいという気持ちがわきました。今日は結成日なので集大成ではないですが、1年間を詰めこんだ公演にしたいです。

石栗奏美:これまで先輩たちのツアーを何度も見て来ましたが、実際にそのツアーを自分たちがやることで、「Hello! Projectのメンバーになれたんだ、一員として頑張っていかなきゃ」という強い気持ちが芽生えました。

北原もも:最初リリースイベントでは5~6曲歌っただけで体力が消耗してしまっていたのですが、今回のツアーでは最後まで体力がもっているのを感じました。1年間いろんなところでパフォーマンスをしてきたことで体力がついたと実感できたのがすごくうれしくて。今日も最後まで踊りきりたいです。

──本日12月12日に結成1周年を迎えて、心境はいかがですか。

田代すみれ:歌もダンスも未経験での加入だったので最初は不安も大きかったですが、新しいお仕事のたびにメンバーがたくさん教えてくれて、成長を実感できる1年になりました。

筒井澪心:ずっと夢だったHello! Projectに加入できてすごくうれしかったです。すべてのことが初めてな分、挑戦できることも多くて、成長できた1年だったなと思います。

──そして1年間の努力を経て、「第64回輝く! 日本レコード大賞 新人賞」受賞おめでとうございます!

一同:ありがとうございます!

米村姫良々:目標は何ですかと聞かれるたびに「レコード大賞 新人賞です」とずっと答えていたので、受賞できて本当にうれしいです。先輩方のように受賞できるだろうかと不安だったので、マネージャーさんから受賞の連絡を頂いたときはすごくうれしくて、皆でスタンプを送り合って喜びを共有しました。

――来年の目標を教えてください。

西崎美空:47都道府県ツアーです。FCイベントやリリースイベントでも、まだ行けていない場所があるので、私たちから皆さんにたくさん会いに行きたいです。

窪田七海:OCHA NORMAはどんな色のグループなのか、まだはっきりとは見えていなくて。どんどんOCHA NORMAの個性を見つけて、Hello! Projectのファンの方だけではなく、日本中、世界中の方に「OCHA NORMAってこういうグループだよね、いいグループだよね」と知っていただけるように頑張りたいです。

――1年の活動の中で知ったメンバーの意外な素顔はありましたか。

石栗:筒井澪心ちゃんは、1年で身長もすごく伸びましたし、大人になったと思います。最初は子犬のような、赤ちゃんのような子で、今もそのかわいさは変わりませんが、最近はメンバーに反抗的な態度を取ることもあってすごくかわいらしい。心を開いてくれている感じがしてうれしいです。

筒井:最初はとにかく緊張していたのですが、活動しているうちにもっと仲良くなりたいという気持ちが大きくなって、敬語もとれました。最近は率先してはしゃぐようになって、絆が深まったからこそこんな自分を見せられていると思います。

斉藤:北原ももちゃんは、真面目で何事に対してもストイックで、プライベートでもそんな感じなのかなと思っていたのですが、一緒のグループになってみると、楽屋では誰よりもはしゃいでいて、お仕事で見せている姿からは想像できないくらい騒いでるので、そんな一面が知れてうれしいです。

――今話を聞いたメンバーからも“楽屋番長”という声が上がりましたが(笑)。

北原:(笑)。ステージ上ではまだ見せられていない一面かもしれません。斉藤円香ちゃんは、リーダーになってからメンバーへの愛がこれまで以上にすごくて。たくさん「かわいいね」と言ってくれて、接しやすいリーダーです。

――年明けからはモーニング娘。さんとのコンサートも控えていますが、吸収したい部分はありますか。

窪田:先日日本武道館公演を拝見したのですが、たくさん人数がいるのに振り付けも1つひとつそろっていて、全員がどの部分も気を抜かずに全力で移動もすごくかっこよくて……!「グループで1つのパフォーマンスをする」ってこういうことなんだと感じました。一緒にパフォーマンスできる機会は滅多になくて、さらに2グループだけでコンサートができるのはすごく貴重なので、モーニング娘。さんのかっこよさを吸収したいですし、皆さん優しい方なので、自分から積極的にいろんなことを聞きに行けたらいいなと思います。

――世間のニュースとしては、1年を漢字一文字で表す「今年の漢字」が本日発表されたのですが、OCHA NORMAの1年を漢字1文字で表すなら何でしょうか。

米村:いっせーのーでで言おう!

一同:いっせーのーで、「茶」! おぉ~!!

――ほとんどの皆さんがそろったようですが……中山さんは?

中山夏月姫:柱って言いました(笑)。

広本瑠璃:“茶柱”だからね、間違ってない(笑)。

――レコード大賞への意気込みを。

広本:披露させていただく曲のソロパートについて「成功した」と高確率では思えなくて、ずっと心残りでした。こんなに貴重なステージで歌わせてもらえるんだから絶対に成功しようという気持ちで今毎日練習しています。

米村:私たちはいつもライブで、会場のお客さんに思いを届けられるようなパフォーマンスを心がけているのですが、今回はテレビなので、画面の向こう側に伝わるように、カメラにどう映ればお茶の間の皆さんにアピールできるのか、ということを考えて本番に臨みたいです。

中山:私たちのことを全く知らない方もいると思いますので、カメラに抜かれたときに「この子誰だろう」と調べたくなるようなアピールをしたいです。

本日の公演では、昼夜あわせて2000人を動員。観客席を埋め尽くしたペンライトとともに、全16曲をパフォーマンスして充実した記念日を迎えた。この公演からステージ復帰となった田代は「本当にうれしい気持ちでいっぱいです。頑張りたいと思います!」、それを受けて中山は「1年前の今日は(当日加入が発表された)すみれと澪心と出会った日でもあり、OCHA NORMAというグループ名が決まった大切な日でもあるので、一緒に素敵な思い出を作りましょう」と呼びかけた。

これまで先輩グループのオープニング・アクトやイベントへの出演が多かったなか、初のワンマンツアーということでライブはOCHA NORMAの伸び伸びとした魅力が味わえるものに。ライブ定番曲やハロプロの先輩曲カバーで様々な表情に挑むユニットコーナーなど、フレッシュさを残しつつもこの10人で1年間突き進んできた自信がパフォーマンスへにじみ出る。さらに今ツアーでは新曲「ヨリドリME DREAM」、「宇宙規模でダイスキ宣言!」も初お披露目されている。

「OCHA NORMA ファーストライブツアー2022 〜スタートダッシュ!〜」は12月19日に東京・板橋区立文化会館 大ホールでの追加公演の開催が決定している。また、年末12月30日にはTBS系列にて『第64回輝く! 日本レコード大賞』が放送され、全国のお茶の間にOCHA NORMAのパフォーマンスが届けられる。