JR西日本は9日、大阪駅(うめきたエリア)開業に伴う運行体系等について発表した。関西空港駅発着の特急「はるか」、南紀方面の特急「くろしお」が停車するほか、おおさか東線の全列車が大阪駅(うめきたエリア)へ乗り入れる。
おおさか東線(新大阪~久宝寺間)の列車は現在、すべて新大阪駅発着で運転されている。2023年春に予定される大阪駅(うめきたエリア)の開業後、特急「はるか」「くろしお」の停車に加え、おおさか東線の列車もすべて同駅へ乗り入れることに。おおさか東線の普通列車(上下各67本)と直通快速(上下各4本)が大阪駅(うめきたエリア)まで乗換えなしで利用可能となる。
これにともない、昼間時間帯におおさか東線のJR淡路駅から大阪駅(うめきたエリア)への所要時間が現行の14分から10分となるなど、南吹田~JR野江間の各駅において所要時間が4分短縮され、大阪方面のアクセスがより便利になるという。
あわせて大和路線・おおさか東線の直通快速(現在は奈良~新大阪間で運転)について、現行の停車駅に加え、新たにJR淡路駅にも停車することを発表している。現在、直通快速は7両編成のロングシート車両(207系または321系)による運転だが、大阪駅(うめきたエリア)開業後は8両編成のクロスシート車両で運転。直通快速も221系に置き換えるとのこと。