女優の栗山千明が、俳優の山崎育三郎が主演を務めるテレビ朝日系新ドラマ『リエゾン-こどものこころ診療所-』(2023年1月20日スタート 毎週金曜23:15~※一部地域除く)に出演することが8日明らかになった。

  • 栗山千明=テレビ朝日提供

自らも発達障害を抱える院長(山崎)と研修医(松本穂香)の凸凹コンビが、発達障害を抱える子どもとその家族に真っすぐに向き合い、寄り添っていく姿を描くヒューマンドラマ。

山崎とドラマ『六番目の小夜子』(00年・NHK)での初共演以来、22年来の旧知の仲である栗山が演じるのは、山崎演じる児童精神科クリニック「さやま・こどもクリニック」の院長・佐山卓の良き理解者で、クールな臨床心理士の向山和樹。常に冷静沈着で、佐山の独特の行動やペースにも動じることなく一見するとクールな印象だが、実は誰よりも優しい心を持っている。そして佐山の一番の理解者として、常に優しく見守りながらサポート。小学校でスクールカウンセラーとしても働き、佐山同様に子どもたちと真っ直ぐ真摯に向き合いながら、内に熱い思いを秘めている人物だ。

栗山は、近年では『24JAPAN』(20-21年・テレビ朝日)や『ファイトソング』(22年・TBS)、映画『鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成』(22年)などに出演。今回の出演には「原作を拝見したのですが、今現在、関心が高まっている大切なことが描かれている作品で、とても魅了されました。実際にこれを私が演じさせていただけることに、とても光栄な気持ちになりました」と喜びをあらわに。また山崎について「二十数年前から共演していて、これまでも何度か共演させていただいているので、今回もとても安心しています。松本さんと一緒にお芝居させていただくのは初めてですが、原作漫画の雰囲気にぴったりだなと個人的に感じていました」と語った。

■栗山千明(向山和樹 役)

――本作へのご出演が決まった時のお気持ちをお聞かせください。

最初に原作である漫画を拝見したのですが、今現在、関心が高まっている大切なことが描かれている作品で、とても魅了されました。お話自体もぐっと胸を掴まれるような、そんなハートフルなストーリーが沢山詰まっていて、実際にこれを私が演じさせていただけることに、とても光栄な気持ちになりました。映像としてどう描かれるのかとても楽しみですし、まだ『リエゾン』を知らない方々からどういう反響をいただけるのか、出来上がりを想像しながらワクワクしています。また、私自身この役を通してとても勉強になると思うことがストーリーの中に多く含まれていますので、そういった意味でも今作に挑めることが楽しみです。

――今回演じられる向山和樹という役の印象はいかがですか?

向山は、みんなを見守る優しいお姉さんというイメージがあります。さりげない優しさを見せる一方で、物事を客観的に見ていて、一見、感情が表に出ないクールな女性でもあるので、その内に秘めた熱意がちゃんと役として表現できたらいいなと思っています。たまたまなのですが、私はこのお話をいただく前から、今作のお話のような題材のドキュメンタリーを多く拝見していまして、そんな中、今作に携わることになったので、また改めて見直しながら、勉強というほどではありませんが少しずつ知識を身につけるようにしています。

――主演の山崎育三郎さんや、共演される松本穂香さんの印象を教えてください。

山崎さんとは、それこそ最初は二十数年前から共演していて、これまでも何度か共演させていただいているので、今回もとても安心しています。ただ、久々に一緒にお芝居をさせていただくので、佐山先生をどう演じられるのかを含め、とても楽しみですね。松本さんと一緒にお芝居させていただくのは初めてですが、原作漫画の雰囲気にぴったりだなと個人的に感じていました。かわいらしい遠野先生をどう演じられるのか、楽しみにしています。

――視聴者の皆様にメッセージをお願いします。

センシティブなテーマで、見てくださる方の中には身構えてしまう方がいらっしゃるかもしれませんが、とてもハートフルなお話で、生きにくいと感じている方を少しでも生きやすくなるようにクリニックを通してサポートしていく中で、前向きになれたり、自分自身と向き合っていこうと思えたりする作品ですので、ぜひ楽しんで観ていただきたいなと思います。