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【この記事のエキスパート】
ライター/編集者、[着こなし工学]提唱者:平 格彦
メンズファッションがメインのライター/編集者/コラムニスト。
AllAbout「メンズファッション」ガイド。[着こなし工学]提唱者。
また、メンサ (JAPAN MENSA) 会員。野菜ソムリエの資格も保有。
出版社から独立後、70ほどのメディアに関わり、客観的、横断的、俯瞰的なファッション分析を得意とする。そんな視点を活かした[着こなし工学]を構築中。
また、ライター向けのコミュニティを「DMMオンラインサロン」で運営中。
最近の「マイナビおすすめナビ」の記事においては、商品選びのアドバイスなど、監修者として携わる。
この記事では、スーツケースの選び方とおすすめ商品をご紹介します。軽量の機内持ち込みサイズから大型、子どもが乗れるスーツケースまで! リモワやサムソナイト、アメリカンツーリスターなど人気ブランドの商品も厳選しました。ぜひ参考にしてくださいね。
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色々な商品を見て比較検討したい方は、このまま読み進めてみてください。
スーツケースの選び方
スーツケースは、旅行や出張などのスタイル、滞在日数、使用目的などをトータルに考えて選ばなければなりません。そんなスーツケース選びのポイントは下記のとおりです。
【1】スーツケースのタイプで選ぶ
【2】重量や強度で選ぶ
【3】サイズ・容量から選ぶ
【4】キャスターの数・タイプで選ぶ
【5】開き方(開閉方式)で選ぶ
【6】セキュリティ対策から選ぶ
【7】デザインから選ぶ
上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】スーツケースのタイプで選ぶ
スーツケースのタイプは、大きく分けてハードケースとソフトケースの2つがあります。まずは、それぞれの特徴をみていきましょう。
ハードケース|外観のデザインが豊富
ハードケースタイプは頑丈な素材を使ったスーツケースのこと。素材としてはABS樹脂・ポリカーボネート・アルミニウムなどを使っています。ハードケースタイプは外観のデザインが豊富で、好みに合ったスーツケースを選べるのが魅力です。
防犯性の高さを重視する方には、ハードフレームを(開閉部がファスナーではないタイプ)使用したスーツケースがおすすめです。かたい素材のフレームタイプは、こじ開けや切り裂きに強いのが特徴。スーツケース本体が型崩れしにくいのもポイントです。
ソフトケース|軽さにこだわりたい方に
素材に布を使ったソフトケースタイプのスーツケースは気軽に使えるのが特徴。ポリエステルを使っている製品が多く、軽さにこだわりたい方に適しています。また、フロントポケットやサイドポケットが付いており、小物を気軽に収納できるのも魅力です。
なかには付属のベルトを取り出すことで、バックパックとして使える商品も選択可能。たくさんの荷物を持ってスムーズに移動したい方におすすめのスーツケースです。ソフトタイプは軽量性と収納性の高さが魅力。外ポケットが付いている商品も多く、近場への小旅行用におすすめです。
【2】重量や強度で選ぶ
スーツケースの重量や強度は、実際に使っていくうえで使い勝手を左右するとても大事なポイントといえるでしょう。使われている素材が持つ特徴が、スーツケースの強度や重量を決めるので、それぞれの違いをみていきましょう。
ポリカーボネート製|軽くて頑丈
ポリカーボネートとは、ポリカーボネート樹脂という原料から作られるプラスチック素材のこと。重量が軽く耐衝撃性や耐久性に優れているのが特徴です。また、紫外線に強かったり、マイナス40~125℃までの温度に耐えられたり、屋外での使用にも向いています。
耐久性を活かして、薄く軽量に仕上げることも可能。着色前の色は透明です。最近ではポリカーボネート製のスーツケースが増えつつあり、種類も豊富。頑丈さと軽さを同時に追求したい方に適しています。
ABS樹脂製|コストパフォーマンス重視
ABS樹脂はアクリロニトリル、ブタジエン、スチレン、3種類の樹脂を組み合わせた素材。ABS樹脂の名前は、原料に使われる3樹脂の頭文字が由来です。硬度があり、耐衝撃性に優れているのが特徴。加工しやすく、用途に合わせてデザインしやすいのも魅力です。
軽量性にすぐれたポリカーボネート製のスーツケースが増えていますが、へこみにくいスーツケースを選びたい方はABS樹脂製がおすすめ。使用回数もABS樹脂の方が多いといわれており、コストパフォーマンスにも優れています。
アルミニウム製|ブランド・見た目重視
アルミニウムは非鉄金属の一種で、航空機や人工衛星にも使われるなど幅広い分野に用いられています。サビに強く、劣化しにくいこと、また加工しやすく見た目の美しいのが大きな魅力です。強度の割に重量は軽いですが、ポリカーボネートやABS樹脂に比べるとかなり重くなります。
樹脂製のスーツケースが増えるなか、アルミニウム製のスーツケースを手掛けるブランドは有数。高級感もあるので、スーツケースを見た目から選びたい方におすすめです。
【3】サイズ・容量から選ぶ
スーツケースを選ぶうえで重要なのが、サイズと容量です。サイズと容量選びは、宿泊日数と必要な荷物容量、そして機内持ち込みを考えているかの2点がポイントとなります。
宿泊日数や荷物の量に合わせて選ぶ
スーツケースの容量選びは、宿泊日数を基本に考えます。1泊あたり約10kgがスーツケース容量の目安として、旅行や出張などの使用用途と滞在日数、そして必要な荷物量とから、スーツケースのサイズを決めていきましょう。
旅先での購入品で荷物が増えることが多い方は、容量に余裕を持たせて、スーツケースか容量を拡張することができるエキスパンダブル機能を備えたスーツケースを検討しましょう。
機内持ち込み可能なサイズをチェック
飛行機での移動の場合、機内持ち込みできるサイズかどうかも、スーツケース選びで考えなくてはいけないポイントです。機内持ち込みができれば、現地に到着後、すぐに移動が可能なので、時間をフルに活用することができます。
機内に持ち込める荷物には、重量とサイズに制限があります。ここでは、国内航空会社大手のJALとANAを例にとって説明していきましょう。
まず、上記一覧表からもわかるとおり、機内に持ち込める荷物の重量は、JAL・ANAともに約10kg以内となりますが、スーツケースのサイズは、搭乗する飛行機の座席数により異なります。
サイズにおけるポイントは、縦・横・高さの3辺の合計が基準の長さ以内であり、かつ縦・横・高さそれぞれも基準の長さ以内に収まっている必要がある点です。外寸の合計だけ基準を満たしていればよいわけではないことを覚えておきましょう。
なお、LCCは、各航空会社により基準が細かく異なるため、一覧表に記載した基準数値は参考値として見てください。詳しくは、荷物を持ち込もうと考えている航空会社のホームページで、しっかり確認するようにしましょう。
【4】キャスターの数・タイプで選ぶ
スーツケースを快適に使うためにも、キャスターの数やタイプにも気を配りたいところです。車輪の
数やホイールの数、機能をもとに、4つに分けてそれぞれの特徴を紹介していきましょう。
2輪キャスター
車輪がスーツケースの片側についたタイプ。4輪に比べてホイールが大きいことが多く、悪路走破性の高さが特徴です。ヨーロッパの主要都市に多い石畳などでも難なくスーツケースを引くことができます。
また、スーツケースを地面に立てて置いておく場合も、車輪のついてない側が地面に設置しているので、動きのある電車内や傾斜のある場所でもスーツケースが動いてしまうことがありません。
4輪キャスター
スーツケースに4つの車輪がついたタイプ。4つの車輪が360度回転するので、小回りが利き操作性が良いのが特徴です。また、混雑した場所などスーツケースを斜めに引けないところでも、スーツケースを立てたまま動かすことができるのでとても便利です。
ただ、キャスターにストッパーがないと、スーツケースに外から力が加わったときに、勝手に動いてしまうことがあることだけ頭に入れておきましょう。
ダブルホイールキャスター
ひとつのキャスターに2つの車輪がついたタイプ。車輪の個数が増えることで、悪路においても走破性が高くなる、そして地面に設置する箇所と面積が増えるので、操作性と安定性が高くなるのが特徴です。
静音キャスター
スーツケースを転がしたときにでる騒音を抑えたタイプ。早朝や夜半の住宅街などでは、静かにスーツケースを転がしたいもの。路面状況にもよりますが、静音機能付きなら、かなりゴロゴロ音が抑えられるので、騒音によるストレスが軽減されます。
【5】開き方(開閉方式)で選ぶ
スーツケースの開閉方式にはフレームタイプとファスナータイプの2種類があります。フレームタイプは強靭さやすぐれたセキュリティが魅力ですが、開閉時にスーツケースを寝かせなければなりません。
対してファスナータイプは荷物の取り出しやすさが特徴。一部だけを開けて荷物を取り出したり、なかには立てたまま開けたりできるモノもあります。また、ファスナータイプは本体を半分に割ったように開ける両面開きと、全面をフタのように開ける片面開きの2種類から選択可能。
ぜひ、こだわりのポイントを見つけてみてください。
【6】セキュリティ対策から選ぶ
スーツケースのセキュリティにこだわるなら素材、フレームタイプ、TSAロックの有無を重視してみてください。本体素材のなかでもセキュリティに優れているのがハードタイプ。刃物で切り裂かれて荷物を盗まれる可能性を抑えることができます。また、同様の切り裂きやこじ開けに強いのがフレームタイプのスーツケース。耐久性にも優れています。
また、アメリカ旅行用にはTSAロックを搭載したモノがおすすめ。TSAロックはアメリカ合衆国運輸保安局から認定を受けた鍵で、検査時には係員が解錠して荷物を調べることができます。TSAロックを使っていないものは、鍵が壊れてしまう可能性があるので注意が必要です。
【7】デザインから選ぶ
スーツケースのデザインはブランドごとにさまざまな特徴があります。高級感にこだわったモノや、カラーバリエーションが多く好みに合わせて選べるモノ、エレガントなデザインを採用したモノ、無駄のないデザインにこだわったモノなど、用途や好みに合わせて選ぶのがおすすめです。
ブランドごとに得意なデザインがあるので、迷う方は好みのデザインが多いブランドから選んでみてください。また、部品に本体と違うカラーを使ったモノや、レザーのデザインをあしらったモノなど、個性があるスーツケースも選べます。
エキスパートのワンポイントアドバイス
【エキスパートのコメント】
スーツケースの大きさが重要なポイント!
スーツケースを選ぶ際は、大きさも重要なポイント。大きめのサイズを選んでおけば、現地の買い物などで荷物が増えても慌てずに済みます。
自分にとっての使いやすい容量がわかってから高価なアルミニウム製を選ぶと、結果的に節約できるかもしれません。
スーツケースの人気ブランドを紹介
スーツケースはブランドから選ぶのもおすすめです。なかでも長年続くブランドは、特有の機能や洗練されたデザインを兼ね備えているのが特徴。シンプルなデザインから選びたい方、好みの色から選びたい方など、好きなデザインを見つけやすいのがポイントです。
なかでも歴史が長く知名度のあるブランドは、特許を取得している素材を使っている場合も。ブランドから選ぶ方法は、品質が高く愛用できるスーツケースを求めている方に適しています。
RIMOWA(リモワ)
リモワは1898年に創業し、120年の歴史を持つドイツのスーツケースブランドです。アルミニウム製のトランクをはじめて製造したブランドでもあり、航空機を参考にしたという洗練されたデザインが楽しめます。
デザインだけでなく機能性も年々進化を続けており、軽くて丈夫であること、灼熱から極寒まで耐えうる耐久性があることなどさまざまな機能が付随。知名度が高いブランドなので、デザイン性の高さを求める方にもおすすめです。
Samsonite(サムソナイト)
サムソナイトは1910年にアメリカで立ち上げられたスーツケースブランド。すぐれた素材をつねに探求しており、1962年にはマグネシウムにABS樹脂を混ぜることで強化した「クラシックアタッシェ」を販売。2008年には「カーヴ素材」という革新的な素材を使った「コスモライト」が販売されました。
なかでも衝撃に強く、軽量性も兼ね備えたカーヴ素材は特許を取得。貝殻のような特徴的なスーツケースの表面模様もポイントです。機能性を追求したい方はぜひチェックしてみてください。
RONCATO(ロンカート)
ロンカートはイタリアのスーツケースブランドで、素材・品質・機能に対するこだわりの強さが特徴。1990年代初頭に販売した1本の指で押すことができるスーツケースを販売し、ブランドの知名度を上げました。
現在でもイタリアで製造することにこだわり、品質マネジメントシステムの国際規格であるISO9001も取得。現在はポリプロピレンとポリカーボネートを素材に使った、ハードケースタイプのスーツケースを中心に手掛けています。
AmericanTourister(アメリカンツーリスター)
1933年に創業したアメリカ発祥のスーツケースブランドです。カラフルでファッション性の高いデザインが魅力。スーツケースの表面模様も斬新です。カラーバリエーションが多いため、好みに合ったスーツケースを選ぶことができます。
耐久性の高さも魅力のひとつ。受賞歴もあり、現在は100を超える国々で販売されています。抗菌加工を施したり、セキュリティーファスナーを用いていたり、機能性にも優れているブランドです。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)