アスコムは11月30日、書籍『60歳を過ぎたらやってはいけない資産運用』を発売した。著者は独立系フィナンシャルアドバイザー・シニア投資コンサルタントの西崎努氏。価格は1,650円。
要注意の金融商品・金融サービスを徹底解説
金融機関に相談する際、「本当にこれでいいのか」「そんなにうまい話があるのか」といった疑問や不安を感じたことはないだろうか。本書は、「銀行や証券会社のおすすめ商品には裏がある」とし、大手証券会社出身の著者が要注意の金融商品・金融サービスを徹底解説する。
内容は下記の通り。
【シニアにとって金融商品の9割はムダ】
・金融機関が売りたい商品と、あなたに必要な商品は違う
・金融取引トラブルはほとんどシニアがらみ
【やってはいけない資産運用はこれ】
・割高な投資信託の詰め合わせ「ファンドラップ」
・相場の変動で大損する人が続々「EB債」
・買ったときがピークであとは落ち目「テーマ型投資信託」
・高い金利が大きな落とし穴「新興国通貨建て債券」
・消費者センターへの相談が増える「変額年金保険・外貨建て生命保険」
・仕組みがわかりにくく超ハイリスク「レバレッジ型ETF・インバース型ETF」
・元本が削り取られる「毎月分配型投資信託」
・割高商品の抱き合わせ商法「金利優遇キャンペーン」
【シニア世代の正しい資産運用】
・儲けることよりも、減らさないことが大事
・基本は債券で十分
・年齢とともに運用は数を減らしてシンプルに
著者の西崎努氏はリーファス代表取締役社長。2007年にSMBC日興証券に入社、CFP資格も保有する全国トップセールスとして活躍し、海外研修から帰国後はIPOや公募増資等の引受業務に従事する。2017年、リーファス設立。仕組みがわかりにくい金融商品、コストが割高な商品が売れすぎる日本の現状を問題視し、本当に安心して老後資金を増やすための情報発信を行っている。