レノボ・ジャパンは11月17日、「2022年現在の働き方に関する調査」の結果を発表した。調査は10月21日~24日、全国の20~60代の男女2,000名(性年代別で各200名を均等回収)を対象にインターネットで行われた。

  • 毎日の働きかたを自分自身で選ぶことはできますか?

    毎日の働きかたを自分自身で選ぶことはできますか?

現在働いている会社のテレワーク導入状況について聴取したところ、「組織としてテレワークが導入され、自分にも適用されている」が30.0%であった一方で、「組織として一度も導入されたことはない」が38.3%という結果に。

「毎日の働きかたを自分自身で選ぶことはできますか?」と尋ねたところ、「できる(会社への報告も承認も不要)」(37.7%)、「できる(会社への報告が必要)」(32.7%)、「できる(会社への報告かつ承認が必要)」(19.0%)と、約半数が報告や承認などの一定の条件のもと、テレワークをするかどうかを自分で選択していることが分かった。

  • オフィスに出社する理由

    オフィスに出社する理由

続いて、「直近1年間でテレワークを利用しにくいと感じたことはありますか?」と質問したところ、49.1%が「ある」と回答。オフィスに出社する理由を聞くと、「物理的な設備面で出勤が必要なため」(33.4%)が最も高く、次いで「会社の方が環境が整っているため」(26.1%)、「社内関係者とのコミュニケーションのため」(20.7%)、「稟議・捺印など紙ベースの業務があるため」(20.4%)が上位に。

一方、「仕事以外でオフィスに出社する楽しみ」については、「同僚とのコミュニケーション」(24.0%)、「通勤による運動やリフレッシュ」(18.9%)、「通勤ついでのショッピングや食事」(17.6%)が上位にあがった。

  • 仕事以外でオフィスに出社する楽しみ

次に、直近1年間でテレワークをした人に対し、「テレワークを利用しにくいと感じたことがあるか」と聞いたところ、40.1%が「ある」と回答。理由としては、「社内関係者とコミュニケーションがとりづらい」(25.1%)が最も高く、「仕事以外のことをしてしまう」(19.0%)、「社外関係者とコミュニケーションがとりづらい」(16.6%)が上位にあがり、コミュニケーションはテレワークの課題である一方、コミュニケーションのとりやすさにオフィスの存在価値があることも明らかに。

  • テレワークしにくいと感じること

    テレワークしにくいと感じること

テレワークの実施場所については「自宅(リビング等の共有スペース)」が65.9%と最も多く、次いで「自宅(テレワーク専用のスペース)」(35.3%)となった。

  • 理想の働き方

    理想の働き方

続いて、現在適用されている出社ルールについて聞くと、約2割(18.3%)の人が出社に関するルールはないことが判明。

そこで、理想の働き方を教えてもらったところ、テレワークが適用されている人は、「完全テレワーク(週0日出社)」から「週5日出社」まで多様な回答がみられた。一方で「組織として一度もテレワークが導入されたことがない」人の53.0%が、「週5日出社」を理想の働き方とする結果に。

また、テレワークが適用されている人の約半数(46.7%)が「テレワークによって仕事の成果が良くなる」と回答。理由を聞くと、「通勤時間を有効活用できる」(61.1%)、「自分のペースで仕事ができる」(57.5%)、「リラックスできる」(47.1%)、「静かな環境で仕事ができる」(45.4%)が高い結果となった。