ハルメクホールディングスは11月15日、「シニアの夫婦関係と生活に関する意識調査2022」の結果を発表した。調査は10月7日~10月12日、50~79歳の既婚男女600名(男性300名、女性300名)を対象にWEBアンケートにて行われた。

  • 夫婦関係の満足度

    夫婦関係の満足度

夫婦関係に満足しているかを聞いたところ、68%が「満足している」と回答。夫婦が一緒にいる時間は、休日で平均7.2時間。仲良し夫婦は8.2時間と長く、不仲夫婦(3.9時間)の2倍以上に。一緒にいる時には、「できるだけ一緒に食事をする」「テレビを見る」「買い物に行く」「旅行に行く」「散歩をする」という人が多かった。

  • 夫婦仲と健康

    夫婦仲と健康

続いて、夫婦仲と健康であることとの関係について調査した。その結果、仲良し夫婦の割合は「夫婦ともに健康」な場合は77.8%、「両方健康でない」場合には48.1%と、健康な夫婦ほど仲良し夫婦の割合が高い傾向に。

相手の健康のためにしていることを教えてもらったところ、「干渉しないようにする」「なるべく会話をする」(ともに42.8%)、「健康診断結果を確認する」(29.2%)、「顔色や体の様子を確認する」(28.0%)が上位に。また、具合の悪い時には「配偶者がよくしてくれる」と回答した人の割合は、不仲夫婦では24.1%だったのに対し、仲良し夫婦では85.6%に達した。

さらに、夫婦の寝室の状況については、多い順に「別の部屋で寝ている」(49.7%)、「同じ部屋(別のベッド・布団)」(34.2%)、「同じ部屋(同じベッド・布団で寝ている)」(16.2%)という結果に。同じ部屋で寝ている理由を聞くと、「結婚してからずっと一緒に寝ているから」「一緒にいると安心できるから」が多く、70代では「配偶者のことが心配だから」が他年代に比べて多かった。

  • へそくりについて

    へそくりについて

次に、へそくりについて聴取したところ、昨年とほぼ同等の41.8%にへそくりがあり、その平均金額は昨年558万から402万円に減少。へそくりが減った理由としては「突発的な出費があった」(45.7%)、「欲しいものがあった」(34.8%)、「物価高で欲しいものが高かった」(21.7%)が上位に。また、不仲夫婦のへそくり額は550万円となり、仲良し夫婦(375万円)の約1.5倍に上った。