「モビリティテックでクリアな自動車売買の体験を。」の実現を目指すMOTAはこのほど、「MOTA新車見積ランキング【2022年10月版】」を発表した。

同調査は2022年10月1日〜31日、同社が運営する「MOTA新車見積もり」サービスでの、ユーザーによる問い合わせ件数を集計したもの。調査対象は、調査期間中にMOTA新車問い合わせに掲載された車種すべてとなる。

  • 「MOTA新車見積ランキング【2022年10月版】」を発表

■2022年10月MOTA新車見積ランキングTOP10

1位 トヨタ ヤリスクロス (ー)
2位 ホンダ N-BOX (ー)
3位 トヨタ ライズ (ー)
4位 トヨタ ハリアー (ー)
5位 レクサス NX (ー)
6位 ダイハツ タント (↑)
7位 トヨタ RAV4 (↓)
8位 日産 エクストレイル (↑)
9位 ホンダ フィット (↑)
10位 トヨタ シエンタ (↓)

■トヨタのコンパクトSUV「ヤリスクロス」が俄然人気!

2022年10月の「MOTA新車購入問い合わせ人気ランキング」は、トヨタの「ヤリスクロス」が連続首位をキープ。続く2位には、軽四輪車販売年間1位を7年連続獲得している「ホンダ N-BOX」、3位は先月「トヨタ ライズ」がランクインしている。

先月に続いてトップ3の変動はなく、取り回しがしやすいコンパクトなサイズの車種に人気が集まっている。

トップ10の内訳としては、SUV・ミニバンが10台中7台、軽自動車が2台、コンパクトカーが1台となった。「街乗り」と「アウトドア」の両方で活躍するSUVやミニバンが、使い勝手の良さが評価されて、あらゆる世代に受けている。

また、軽自動車も「ハイトワゴン」や「クロスオーバー」といった室内空間がゆったりするタイプの車種が目立っている。同社では、「こうした傾向は、いつまで続くか注目していきたい」としている。

先月10月のランキングで注目したいのは、2022年10月3日に一部改良と新モデルが追加された「ダイハツ タント」。これまでにもあった標準ボディの「タント」、エアロパーツを装着した「タント カスタム」に加えて、外観をSUV風にアレンジした「タント ファンクロス」が新たに設定された。発表とともに問い合わせ件数も伸び、先月9月の20位以下から6位へジャンプアップしている。ここでも、SUVテイストというアレンジがユーザーの興味を集めているようだ。

また10位には、2022年10月1日に一部改良とスポーティタイプRSモデルの追加を行った「ホンダ フィット」が再び浮上。かつては売上の上位を占めていた人気車種だったにも関わらず、これまで販売が低迷していただけに、RSモデルの復活でどこまで巻き返せるか注目していきたい1台となる。

上記の車種に変動はあまり見られないものの、マイナーチェンジを果たした2車種がランクインしたという2022年10月だった。

■1位 「トヨタヤ リスクロス」の概要

  • トヨタの「ヤリスクロス」が連続首位をキープ

1位の「トヨタ ヤリスクロス」は、2020年2月にデビューしたコンパクトカーの「ヤリス」をベースに「走る楽しさへのこだわり」「クラスを超えた質感」を受け継ぎつつ、都市型コンパクトSUVに設計開発された。

パワートレイン(動力源)には、「ヤリス」にも搭載される最新の3気筒 1.5リッター+ハイブリッドシステムのほか、1.5リッターのダイナミックフォースエンジンモデルも用意。FFのほかに、「AWD-i」と呼ぶ4WDシステムとの組み合わせも設定している。2022年7月にはスポーツモデルである「GRスポーツ」と「Z アドベンチャー」が新たに追加設定された。

・ボディサイズ(全長×全幅×全高):4180mm×1765mm×1590mm
・WLTCモード燃費:29.00〜31.30km/L

■2位 「ホンダ N-BOX」の概要

  • 2位には抜群の使い心地を誇る「ホンダ N-BOX」が

「ホンダ N-BOX」は居住性、安全性、使い勝手の良さから超人気の軽トールワゴン。天井が高くて広い車内は、左右独立のスライドできるリアシートを合わせて、抜群の使い心地を誇る。

室内高は140cm(1400mm)もあり、子どもが車内で立って着替えることもできる(*1)。また、全タイプに標準装備とした先進の安全運転支援システム「ホンダ センシング」により安全性能がアップ。さらに、2021年12月の一部改良にて、オートブレーキホールド機能付電子制御パーキングブレーキを全タイプに標準装備された。

こういった安心・安全性能の高さも人気の理由の一つ。子育て世代には特にオススメの1台と言える。

(*1)子どもを立たせる際は、必ず保護者が付き添うこと。
・ボディサイズ(全長×全幅×全高):3395mm×1475mm×1790mm
・WLTCモード燃費:23.00〜27.00km/L

■3位 「トヨタ ライズ」の概要

  • 3位は、5ナンバーサイズのコンパクトSUV 「トヨタ ライズ」

3位の「トヨタ ライズ」は「SUVに乗りたい、荷物をたくさん積みたい、でも運転しやすいコンパクトなサイズがいい」といったユーザーの声に応える、全長4m以下の5ナンバーサイズのコンパクトSUV。コンパクトなボディに対してゆとりのある容量と可動式デッキボードで使い方の幅が広がった荷室がポイントだ。

ワイドで個性的なフロントビューや大径タイヤによる力強いエクステリアにより、週末のレジャーでも目立ち度はバッチリ。インテリアにはアクセントカラーの配置されたシートや、「先進」「ワクワク」「シンプル」「アナログ」などテイストが選べるLEDのデジタルスピードメーターなど遊び心が演出されている。

機能面では「全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール」なども搭載されており、運転支援システムも充実している。

・ボディサイズ(全長×全幅×全高):3995mm×1695mm×1620mm
・WLTCモード燃費:21.20〜34.80km/L

■今月の注目の1台「ダイハツ タント(6位)」

  • 今月の注目の1台は、6位の「ダイハツ タント」

2022年10月に一部改良とSUV風の外観にアレンジした新モデルである「ファンクロス」が追加された「ダイハツ タント」シリーズ。「ホンダ N-BOX」「スズキ スペーシア」「日産 ルークス」などと同じスーパーハイトワゴンだ。

助手席ドアと左側スライドドアの間の柱を廃し、つながって大きく開く「ミラクルオープンドア」が特長。新モデルの「ファンクロス」は、フロントマスクやボディの側面に、ブラックの樹脂パーツを装着して、ボディをガードするようなデザインとなっている。

ルーフレールや専用アルミホイールが標準装備。さらに新型「タント」では、荷室の後端に装着する上下2段式のデッキボードを新たに採用した。従来は広げた荷室の表面に傾斜ができたが、改良後はほぼ水平になっていて、使い勝手がよくなっている。

・「ダイハツ タント ファンクロス」ボディサイズ(全長×全幅×全高):3395mm×1475mm×1785mm(4WD:1805mm)