サイクルヨーロッパジャパンは、イタリアの自転車ブランド「ビアンキ」のE-バイク「E-OMNIA C-TYPE」「E-OMNIA T-TYPE」の発表を11月4日に東京・丸の内のビアンキバイクストア丸の内にて行った。ビアンキファンにとっては待望の新作E-バイク発売、本稿ではその様子をレポートしよう。

  • ビアンキのE-バイク「E-OMNIA C-TYPE」

ついに日本上陸、ビアンキのE-バイクの特長は?

発表会の冒頭、サイクルヨーロッパジャパン代表取締役 高橋聡氏より発表が行われた。高橋氏によると、ビアンキは本拠地のあるヨーロッパにおいて2015、6年頃からE-バイクの販売を行っており、現在は売上の約6割ほどを占めているという。

  • サイクルヨーロッパジャパン代表取締役 高橋聡氏

「E-Omnia」の発売にあたり高橋氏は「消費者への販売だけでなく、軽井沢などではE-バイクを使ったツーリズムも盛り上がっています。法人営業も行いユーザーの裾野を広げていきたいですね」と期待を寄せる。

今回発売される「E-OMNIA C-TYPE」「E-OMNIA T-TYPE」は、ビアンキのE-バイクブランド「Bianchi Lif-e(ビアンキ ライフイー)」のひとつ。「Bianchi Lif-e」は、イノベーション・ウェルビーイング・サステナビリティの3本柱から成り、主体的でクリエイティブな決断をする生き方を選ぶすべての人に向けたブランドだという。

製品の「Omnia」はラテン語で「すべて」の意味で、アーバンタイプの「C-TYPE」、ツアラータイプの「T-TYPE」そして日本未発売のMTBタイプ「X-TYPE」の3つのラインナップであらゆるタイプのライダーの要望に応えるという。

  • 「E-OMNIA C-TYPE」

「E-OMNIA C-TYPE」は、普段の移動に楽しさをもたらすパワフルなE-バイク。フレーム形状はトップチューブが無いU型タイプなので、またがりやすく乗る人の服装を選ばない、リラックスした姿勢で楽しめる一台だ。参考上代価格は880,000円予定。

カラーはビアンキらしいチェレステ、ブラック、ボルドー、ホワイトの4色を展開する。重量は約30キログラム、車体サイズは幅650mm/長さ1,890mm。

  • 「E-OMNIA T-TYPE」

「E-OMNIA T-TYPE」はよりライドを楽しみたい方、フィットやワークアウトのニュアンスを加えたE-バイク。フロントサスペンションとインテリジェントデザインにより、平坦なアスファルトから砂利道までのあらゆる路面に対応する、グラベル的な遊び方も可能だ。

カラー展開は、ブラック、ブルー、エメラルドグリーン、グレイミラー、ホワイトの5色展開。重量は約32キログラム、車体サイズは幅700mm/長さ1,930mm。参考上代価格は935,000円予定。

  • 電動ユニットは「BOSCH PERFORMANCE LINE CX」を採用

なお両タイプともに電動ユニットはボッシュ社の「BOSCH PERFORMANCE LINE CX」を採用している。アシストモードは4段階で切替ができるので、シチュエーションによってパワフルな走りからマイルドな乗り心地まで対応。ただアシストするというよりかは、自分の力で漕ぐ感じがしっかり楽しめる、マニュアル車のようなイメージだという。

  • 左ハンドル手元のボタンで操作する

  • 大きく見やすいディスプレイだ

またリアに取付可能なE-Omnia専用オプション品も登場。平日は通勤で、週末にはバッグを装備して遠くまでツーリングを楽しむといった遊び方もできそうだ。

プレゼンテーションを行ったサイクルヨーロッパジャパン マーケティング部の小櫃氏は「ビアンキのイタリアンデザインを通して、E-バイクが未来のピースであり、『あなたはどういう生き方をデザインしていきますか?』と投げかけるストーリーを伝えていきたいですね」と締めくくった。

なお購入は全国のビアンキバイクストアを中心に、E-Omnia取り扱い販売店にて対面販売で行う。またビアンキバイクストア丸の内店にて試乗も可能だ。