静岡に行った際の定番みやげのひとつと言えば「こっこ」。黄色いパッケージにゆるいひよこのイラストが描かれた蒸しケーキ「こっこ」、実は年間累計1100万個を販売する(2019年実績)人気の静岡みやげだそう。

この「こっこ」シリーズから、秋の味覚が楽しめる「秋こっこ」(830円)が登場しています。定番から今だけの味まで3種類が入った「秋こっこ」、どんな味かレポートしていきます。

「秋こっこ」のラインナップは?

静岡銘菓「こっこ」を手掛けているのは、1953年に創業した静岡市駿河区のミホミ。徳川家康ゆかりの「安倍川もち」や静岡県産温州みかんを使った「静岡みかんジュース」など、静岡らしい商品を作り続ける老舗メーカーです。

  • 紅葉のイラストがかわいい「秋こっこ」

季節限定の「秋こっこ」は、「こっこ」のキャラクター・こっこちゃんが紅葉で遊んでいるようなパッケージ。頭に付いた落ち葉がもキュートな、秋の季節の手みやげにピッタリのデザインです。

  • 左から定番の「こっこ」、秋限定の「モンブランこっこ」「ほうじ茶こっこ」

中には定番の「こっこ」、季節限定の「モンブランこっこ」、そしてこの秋新登場した「ほうじ茶こっこ」がズラリ。1つの袋にそれぞれ同じ味が2個ずつ、全部で6個入のセットです。「こっこ」といえば、見ているだけで元気が出そうな黄色いパッケージの印象ですが、モンブランとほうじ茶は秋らしい落ち着いた色合い。

  • 「モンブランこっこ」「ほうじ茶こっこ」は秋限定の商品

「秋こっこ」3種食べ比べ!

季節限定商品も気になるけれど、まずは定番の「こっこ」から。パッケージと同じように、鮮やかな黄色のふわっとした蒸しケーキです。静岡の特産品にはお茶やみかん、海産物など沢山ありますが、「こっこ」にも静岡らしい素材が使われているのでしょうか?

  • 「こっこ」

実は「こっこ」には南アルプス山系のおいしい水が使われているそう。静岡市内を南北に流れる安部川は清流としても有名で、その伏流水は市内の一部で水道水としても使われています。静岡県と山梨県の境にある標高2000m級の大谷嶺から一気に海へと下るため、一度もダムを経ず、清らかなまま地下を流れてくる良質な水です。

  • 「こっこ」の中にはこだわりのミルククリームが

「こっこ」はその静岡の水と、生まれて3日以内の厳選したたまご、そしてこっこ特製ミルククリームを使って作られた蒸しケーキです。ちなみにミルククリームは、季節によってクリームの固さを変えて、夏は溶けにくく、冬は固くなりにくいように調整しているこだわりよう。ふわふわの口あたりと、たまごの素朴な味わいがほっこりする一品です。

静岡の素材とこだわりが詰まった「こっこ」は、定番の黄色いこっこのほか「濃い抹茶こっこ」「いちごこっこ」や季節限定商品など様々なバリエーションがあります。今回「秋こっこ」に入っている「モンブランこっこ」と「ほうじ茶こっこ」も気になるところ。

  • 「モンブランこっこ」

「マロンでびっくり トレビアーン」と、「栗だけに……」な冗談があしらわれている「モンブランこっこ」は、こっこちゃんがフランスで遊ぶ様子が描かれたパッケージ。生地にもクリームにもマロンペーストをふんだんに使用した「こっこ」です。

  • 「モンブランこっこ」

生地もクリームもほんのりベージュで、開けるとフワッと栗の香りが。マロンが主張しすぎず、「こっこ」のやさしい食感とよく合った味わいです。

  • 「ほうじ茶こっこ」

静岡といえばお茶の名産地。秋限定の商品「ほうじ茶こっこ」は、静岡産のほうじ茶を使っている一品です。ほうじ茶らしい濃いめの茶色のパッケージには、こっこちゃんがお茶を摘んだり温泉に入ったり、静岡を堪能している様子が描かれています。

  • 「ほうじ茶こっこ」

香ばしいほうじ茶の記事の中には、やさしい甘さのミルククリームが入っています。ほのかにほうじ茶が香る秋らしい蒸しケーキでした。濃いめに入れたほうじ茶や牛乳など、色々なドリンクと合わせても楽しめそうです。


「秋こっこ」は、ミホミの直営店「こっこ庵」や静岡県内の駅おみやげコーナー、静岡県内の高速道路のサービスエリア、静岡県内各スーパーで販売されています。また「こっこオンラインショップ」でも11月20日まで通信販売で購入することも可能です。

今だけの「こっこ」、静岡を訪れた際はぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか?