アラームボックスは10月31日、「2022年度上半期 ブラックな働き方への不満が多い業種ランキング」を発表した。調査は2022年4~9月にSNS等インターネット上で投稿された8,214社を対象に、各企業に関連する従業員による不満投稿16万8,192件から抽出されている。

調査によるランキング結果は以下の通り。1位「鉄道業」、2位「社会保険・社会福祉・介護事業」、3位「銀行・協同組織金融業」、4位「その他の教育、学習支援業」、5位「各種商品小売業」、6位「職業紹介・労働者派遣業」、7位「保険業(保険媒介代理業、保険サービス業を含む)」、8位「洗濯・理容・美容・浴場業」、9位「輸送用機械器具製造業」、10位「鉄鋼業」となっている。

  • 2022年度上半期 ブラックな働き方への不満が多い業種ランキング

また1~5位までの具体的な不満内容では、鉄道事業「基本給の低さに対する不満投稿が多く発生していました。特に、コロナ禍によって賞与が半減し年収が100万以上減少したという投稿も見受けられ、生活が苦しくなるレベルの収入になったことから転職を考える人がいました」、社会保険・社会福祉・介護事業「主に離職率の高さによる慢性的な人手不足に対する不満投稿が多く発生していました」、銀行・協同組織金融業「賃金が発生しない勉強会の為に朝早くから出社を命じられたことや、残業しても全ての残業代が支給されないなどサービス残業を求められたことが投稿されていました」などが。

そして、その他の教育、学習支援業「給与と業務内容が見合っていないという投稿が多く投稿されていました。特に、従業員が自学に充てる時間や生徒の相談にかける時間への対価が充分に支払われないことから、モチベーションを保てないとの不満が散見されました」、各種商品小売業「若手に対する教育制度が無い点や評価基準の不明瞭さ、昇給額の少なさといった、キャリアアップに対する不満が見受けられました」という。