松本潤が主演を務める2023年のNHK大河ドラマ『どうする家康』の初回放送日が2023年1月8日(初回15分拡大版)に決定したことが30日、発表された。

『どうする家康』東海先行ビジュアル

第62作大河ドラマとなる本作は、脚本家・古沢良太氏が、新たな視点で、誰もが知る歴史上の有名人・徳川家康の生涯を描く物語。松本が徳川家康を演じる。

また、今後公開されるメインビジュアルに先駆けて、東海地方向けの東海先行ビジュアルが公開された。

放送開始までおよそ2カ月。物語の主な舞台の一つとなる東海地方の人たちにもドラマを期待してほしいという思いから制作したという。今後、東海地方のさまざまな場所で、ポスターやサイネージとして掲出される予定とのこと。

主人公・徳川家康を演じる松本潤、デザインを担当したGOO CHOKI PAR、制作統括の磯智明チーフ・プロデューサーがコメントを寄せた。

■徳川家康役 松本潤

このたび、東海地方にいち早くビジュアルをお届けできることになりました。
何枚も連続してシャッターが切られるなかで、若いころの家康公が「どうする」と、揺れて、迷って、翻弄される心境のように、自分の感情にも揺らぎを感じながらビジュアルの撮影をしました。
東海地方のいたるところで見ていただけると思いますので、見るたびに「『どうする家康』、いよいよ始まるな!」と思っていただけたら幸いです。ぜひ、楽しみにしていてください。

■デザイン担当 GOO CHOKI PAR(ぐー・ちょき・ぱー)

ブルーの衣装を纏い、力強い一歩を踏み出す家康。
若々しく柔和な印象だが、その目の見据える先には激動の戦乱の世が迫っている。
家康の周囲に起こるさまざまな事象と、渦巻く人々の情念。
色彩のにじみや混ざり合う抽象形態と、強く佇む家康の写真をコラージュすることで“どうする”と思考を巡らしながらも、新しい時代を見据える家康の凛々しい生き様を描きました。
この「ブルー」の世界は、家康が育った三河の藍染の色からインスピレーションを得ています。
美しいブルーの衣装は、人物デザイン監修の柘植伊佐夫さんに制作いただきました。
松本さんにも制作意図を深くご理解いただき、撮影時には演じる家康像に基づいた表情や身体の動きのアイデアをたくさん提案していただき、我々の想像をはるかに超える美しいその一瞬が生まれました。

■制作統括 磯智明チーフ・プロデューサー

「どうする家康」の舞台地・東海地方にひと足早く、今回の徳川家康のビジュアルをお届けします。
まだ若き青年期の松平元康が、戦乱の渦へと飛び込むイメージです。
色調は、家康が愛した三河・遠江・駿河の海を想起させるブルーです。
徳川美術館(名古屋市)には、家康が実際に着ていた浴衣が残されています。
浅葱色でカニのイラストがプリントされた、とてもチャーミングでかわいいデザインです。
人物デザインの柘植伊佐夫さんは、この浴衣もヒントに、家康がまとう衣装を浅葱色に近いブルーにしました。しかも草木で手染めしています。
風になびく着物からは、大地や自然の草木が匂い立つようです。
走り始めた松本潤×徳川家康。2023年1月8日放送開始です。お楽しみに。

(C)NHK