俳優の妻夫木聡が、2023年1月期に放送されるTBS系日曜劇場『Get Ready!』(毎週日曜21:00~)で主演を務めることが24日、発表された。相棒役を藤原竜也が演じる。

  • 妻夫木聡と藤原竜也

本作は、1話完結&完全オリジナルの医療ヒューマンエンタテインメント。堤幸彦氏が演出を手掛ける。

妻夫木が演じるのは、孤高の天才執刀医・波佐間永介(通称:エース)。昼間は自身の店であるパティスリー「カーサブランシェ」でパティシエをしており、手術と同様にその器用さと大胆なアイデアで繊細なケーキを作り販売している。しかしそれは表の顔で、裏では法外な報酬と引き換えに超人的なオペ技術でどんな手術も請け負う闇の最強医療チームを率いる絶対的存在。パティスリーの地下には最新機器を取り揃えたオペ室があり、他で見放された患者を対象にオペを行っている。

そしてエースの相棒ともいえる存在が、藤原竜也演じる下山田譲(通称:ジョーカー)。表の顔は優秀な国際弁護士で、エースとのとある出会いをきっかけに、エースがオペを行う患者と交渉する役割を担っている。妻夫木と藤原の共演は約20年ぶり。本格的に連続ドラマで共演するのは本作が初となる。

この闇医者チームは、ターゲットとなる患者の前では仮面で顔を隠し、その正体は世の中には知られていない。素顔を隠し、秘密裏に医療行為を行う理由はいったい何なのか? 現在の医療界では不可能な医療も可能に変えてしまう彼らのオペは、エースの「Get Ready」という言葉で始まる。孤高の天才外科医が、最強チームを引き連れて患者の人生に鋭くメスを入れていく。

■妻夫木聡

ついに撮影がスタートしました。日曜劇場ではなかなか見られないようなにおいを発したドラマになっていると思います。一から何かを作り上げていこうというスタッフさんの気概を感じましたし、堤監督はじめスタッフキャスト一同、新しいものを作り上げようと現場で頑張っております。
生きる意味とは何だろう? と、波佐間が問うように、僕自身も役とともにその意味を問いただしながらこの役を作り上げていきたいと思っています。ぜひ楽しみにしていてください。

■藤原竜也

闇医者チームが斬新でストーリー展開も新しく、やりがいのある作品だと感じています。
毎回楽しみに脚本を読んでいるのですが、全貌がまだわからないので、妻夫木くんとも話しながら読み進めているところですね。
妻夫木くん演じるエースと支え合い、時に反発しながら物語が進んでいくんですけれども、エースとジョーカーには過去に何があって、どのようにチームを組んだのか?
そしてこの先どのような行動を共にしていくのか・・・? 非常に興味深いところです。
ジョーカーという役柄同様、妻夫木くんをみんなで支えていけたらいいなと思っています。
豪華なセットで豪華な俳優陣で一生懸命、撮影しております。楽しみにしていてください!

■堤幸彦

『ケイゾク』以来、TBSで沢山のドラマを演出させていただきましたが、今回は久々の医療モノ、そしてなんと日曜劇場! かなり気合いが入っております! エッジが効きながらも人間味溢れる脚本、最高のキャスト陣、息の合ったスタッフのパワーが結集して、毎日興奮の撮影が続いています。
妻夫木さんは、早い段階からオペの手技練習を重ねて役柄と真摯に向き合う姿勢がとても頼もしく、初日の現場には<エース>というドクターの姿が出来上がっていました。藤原さんはさすがの安定感で、彼が演じるジョーカーには思わず無茶振りをしたくなります(笑)。
仮面を被った闇医者チームとゲスト陣によって、ケレン味とリアルが混じり合った全く新しい医療エンタテイメントをお届けします! どうかお楽しみに!

■武藤淳プロデューサー

人間、特に若い人たちは、人生がいつまでも続くと思ってしまいがちです。しかし、実際にはそうではない。私自身一度死を実感したことがあり、そこで意識がガラリと変わるのを感じました。強烈に「死」を感じたことで、「命が有限である」という当たり前のことにやっと気づけたんです。人生のゴールを意識するようになると、「今」を大切にすることができる。明日があることって、本当に奇跡なんだと思います。
このドラマは、そんな「命の価値」についての物語です。
妻夫木さん演じるエース率いる“闇医者チーム”が、余命僅かな患者たちと向き合い、天才的なオペ技術で救っていく。
とは言え・・・・・・このドラマは視聴者の皆様が想像する医療ものとは一味も二味も違います。妻夫木さんや藤原さんが仮面を被ったダークヒーローを演じ、患者たちは曲者揃いで、その上、オペシーンは未だかつて見たことがないほどにスタイリッシュ。そんな見所満載の医療ヒューマンエンタテインメントに仕上がっています。
日曜の夜に、明日への活力を感じていただけるようなドラマとなっておりますので、是非ともご期待ください。

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