True Dataは10月19日、「寒いと売れるものランキング」を発表した。同ランキングは、気温が低下するほど売り上げが伸びる傾向にある商品カテゴリを調査し、気温の低下と購買金額の関係性(相関係数)の強さをランキング化したもの。データ集計期間は、2020年9月7日~2022年9月4日。
アルコール飲料のランキング1位は、お湯割り、ストレートなどで飲むことが多い「焼酎(乙類)」だった。2位は「合成清酒」、3位は「果実酒」(ワインなど)、4位は「甘味果実酒」、5位は「清酒」となった。
菓子のランキング1位は、せんべい、柿の種などの「米菓」だった。2位は「チョコレート」、3位は「半生菓子」、4位は「ビスケット・クッキー」、5位は「焼菓子・油菓子」となっている。流通気象コンサルタントの常盤勝美氏によると、寒い季節は体がカロリーを蓄えようとするため、甘い物が好まれる傾向があるとのこと。
調味料のランキング1位は、「粉末・顆粒・固形・パックだし」、2位は「低カロリー甘味料」、3位は「めんつゆ・ラーメンスープ・鍋つゆ・白だし」、4位は「めんつゆ・ラーメンスープ・鍋つゆ・白だし」だった。気温の低下にともない、煮物や鍋などを食べる機会が増えることから、めんつゆ、鍋、煮物に使う調味料が上位に並んでいる。
化粧品のランキング1位は、気温との関係性が強い「男性用スキンクリーム・ミルク」だった。2位は「ハンドクリーム」、3位は「ボディローション・クリーム」となっている。肌を保湿する商品と気温との関係性が強く現れる結果となった。
日用雑貨ランキング1位は「入浴剤」だった。2位は「肩こり・腰痛ケア用品・用具」、3位は「目・鼻・耳ケア用品・用具」、4位は「使い捨てカイロ」、5位は「浄水剤」となった。寒さで血行が悪くなるためか、「肩こり・腰痛ケア用品・用具」、「血圧計」など気温との強い関係性がある商品が上位にランクインした。