■モデルの厳しい現実「よく泣きながら帰ったり…」
――過去のつらく悔しい経験から努力し、ビューティコンサルタントとして活躍している現在の紫苑ですが、久間田さんのこれまでの仕事で同じような経験があれば聞かせてください。
私は小学6年生のときに、雑誌『ニコラ』のオーディションで合格してこの世界に入ったのですが、最初は誌面には全然出させてもらえなかったんです。ページをめくっても全く出ていなくて、最後のほうにあるモデルのレギュラーコーナーの小さいひと枠だけに名前と写真1枚だけ載るという状況が、2、3年続いて……。
――夢を抱いて入ったはずの芸能界で厳しい現実にぶつかったんですね。
本当にそうです。当時はすごく悔しくて、よく泣きながら帰ったりもしていました……。でもその悔しさがあったから、どうすればいいんだろうとたくさん悩んで、葛藤し、たくさん努力もしました。今でも私の根底にある忘れられない経験ですね。
――いわゆる思春期の時期にそういう体験をしたのは、現在の活動にも活きていそうです。その状況は、どのように打破したのでしょうか?
当時、色んな雑誌を買って、それを切ってノートに貼って“ポージングノート”を作っていました。それを鏡の前に持っていって、同じポーズをしてみたりして練習していました。でも、実際に撮影になると、緊張でポージングが出てこなかったりするんですよ~(笑)。それで落ち込んで、また練習して……を繰り返していました。
――予習・練習をして場数をとにかく踏んでいったと。
それでもポージングが自分のものになるまではなかなか時間がかかりましたが、徐々に出させてもらえるページも増えて、少しずつ自信につながっていきました!
■原動力は“食”「食べたいものを食べる」
――そんな時代を経て、今ではモデルとしてだけでなく、女優やタレントとしても活躍の幅を広げている久間田さんですが、活動の原動力は何でしょうか?
わぁ……なんだろう……。私は食事ですかね(笑)。結構、「これをがんばって終えたら、あれを食べよう! これを食べよう!」と常に考えています。お肉も好きだし、甘いものも辛いものも好きなので、がんばったときのご褒美は「食べたいものを食べる」ことにしています。
――では今作もオールアップしたら、ご褒美が待ってますね!
『青春シンデレラ』がクランクインする直前に、気合いを入れるために焼肉を食べたんですが、そのときに「この作品が終わるまでは、焼肉を食べない!」と心に決めたので、クランクアップしたら思い切り焼肉を食べに行きます(笑)!
■久間田琳加
2001年2月23日生まれ、東京都出身。ファッション誌『ニコラ』専属モデルオーディションでグランプリを獲得、同誌でモデルデビューし、現在はファッション誌『non-no』の専属モデルとして活動中。また、ドラマ『マリーミー!』(テレビ朝日)で地上波初主演を務めたほか、ドラマ『お茶にごす。』(テレビ東京系)、『#コールドゲーム』(東海テレビ・フジテレビ系)などに出演し、女優としても活躍している。現在放送中のドラマ『青春シンデレラ』(ABCテレビ 毎週日曜24:25~、テレビ神奈川 毎週月曜25:30~ 放送後、TVer/GYAO!で見逃し配信も実施)に出演中。