――ジャケット写真は、80年代テイストの王道アイドルに扮し、バスタブではしゃいでいる姿を捉えたものに。
井ノ原:とにかくずっと笑っていました(笑)。僕らが見ていた先輩アイドルをモチーフにしているので、僕らがずっと見ていた感じです。今見てもあの時代はかわいかったんだなと思うし、そういう方たちをみんなで見て「これ再現できたらいいね」って。
長野:カツラをつけたのはジャケットでは初めてです。
井ノ原:スタッフさんみんなが意見し合う感じで、「やっぱトニセンはこれしかないっしょ!」って、衣装も遊んでくれて。ただ、水を使ったのでリーダー(坂本)は寒かったと言っていました(笑)
坂本:寒いんですよ(笑)。撮影終わったあとずっと(クーラーの効いた屋内ではなく)外にいました。
――皆さんが大切にし続けているアイドル意識、アイドルらしさがありましたら教えてください。
井ノ原:時代とともにそういうものは変わっていくけれど、僕らが素敵だなと思っていた人たちの美しさは不変だから、そういうものに憧れていた時代の僕たちみたいなのを再現したらいいんじゃないかというところから始まったのですが、今後も楽しみにしていただけたらと思います。
――80年代のアイドルに扮して目覚めたことはありますか?
井ノ原:カツラ!カツラの技術が上がっているなと。あと坂本くんのロン毛はなかなかいいんじゃないかなと思いました。
坂本:昔の新御三家や御三家の方はすごいんだなと。かっこいいし、かわいいし、素敵なんだなって改めて感じました。フレッシュさや清らかさが輝かしいなと思っていて、それがうまく再現できていたらうれしいです。
井ノ原:リスペクトがない感じのモノマネにはしたくなかったので、お笑いにはならないように気をつけました。僕らが見ていた“かっこいい”を再現したかったので、ゲラゲラ笑いながらやっていましたけど、ふざけた笑いではなく、やばいことになってきたぜ! という空気感でした。長野くんのポージングの多さにみんなが「最高だよ」って腹抱えて笑って。長野くんは水を得た魚のようでした(笑)
長野:やり切る! 照れていたらダメなので。
――歌詞に「大人になることがやけに 不安だったのに いつの間にか楽しいくらい」というフレーズがありますが、今の年齢になったからこそ楽しめるようになったことはありますか?
長野:少し視野が広がりますよね。柔軟になって、何でもやってみようかとか。ゆっくりになるし、頑張らないで自分のペースが守れるなと思います。
坂本:周りを見られるようになって、今まで当たり前と思っていたことが当たり前じゃないと気づき、そう感じると感謝が生まれてきます。取材をしていただくのもうれしいですし、このスケジュールのを立てる方がいて、仕切る方がいて、衣装を手配する方がいて、よく考えるとすごく大変だなと。本当に感謝ですね。取材や撮影はなるべく皆さんが笑顔でいてもらえたらうれしいなと思いながらやっています。
井ノ原:そういったスタッフワークは僕たち一つもできないから、やってくれる周りの人がいるというのはありがたいですね。(年齢が上がると)できなくなることも増えますが、それに憂いはなく、むしろこんなことできるようになったというのが日々あって、それが僕は楽しいです。