お笑いトリオ・ハナコの岡部大が、山崎賢人主演の『アトムの童』(10月16日スタート、毎週日曜21:00~)でTBSの日曜劇場に初出演する。今年、『しろめし修行僧』(テレビ東京)でドラマ初主演、来年の大河ドラマ『どうする家康』への出演も決まるなど、俳優として存在感を高めつつある岡部に、日曜劇場初出演の心境や、山崎賢人との共演などについて話を聞いた。

  • ハナコの岡部大 撮影:加藤千雅

本作は、ゲーム業界を舞台に、若き天才ゲーム開発者・安積那由他(山崎)が大資本の企業に立ち向かう姿と、周囲の人たちとの関わりによって成長していく姿を描く物語。岡部が演じるのは、那由他が間借りしているネットカフェの店長・森田聡。森田は那由他の学生時代の先輩であり、那由他が若き天才ゲーム開発者の「ジョン・ドゥ」であることを知る数少ない人物だ。

――日曜劇場初出演が決定したときの心境を教えてください。

びっくりでした! 『半沢直樹』など日曜劇場は顔の寄り、表情のイメージがあって、僕はコントで顔芸が多いので、秋山(寛貴)がずっと「岡部には日曜劇場に出てほしい」とネタみたいな感じで言ってくれていたんですけど、まさか本当に日曜劇場に出られるんだって。うれしいっていうより驚きが10でした。

――秋山さんの反応はいかがでしたか?

秋山もめちゃめちゃびっくりしていました。いざ決まったとなったら「マジか! 本当に!?」って。でもそこからはめちゃめちゃ喜んでくれました。

――ちなみに菊田(竜大)さんは何かおっしゃっていましたか?

「え~すごいね!」って地元の友達と同じくらいのテンションで喜んでくれました(笑)

――菊田さんも同じ10月クールの火曜ドラマ『君の花になる』に出演されます。

そうなんですよ。すごく緊張していました。「ドラマってどんな感じなの?」って聞かれたので、ちょっと先輩風を吹かせて話しました(笑)

――先ほど「顔の寄りのイメージ」という話もありましたが、日曜劇場に抱いていたイメージを改めて教えてください。

重厚で豪華なイメージがあります。規模と迫力も違いますし。

――実際に撮影に入って、日曜劇場感は感じていますか?

ゲーム業界が題材なので、ゲームショーの場面があるのですが、本当にゲームショーの空間が広がっていてすごいなと。観客の方もたくさん入っていてびっくりしました。

――逆にイメージと違ったことはありましたか?

勝手なイメージで、もっとピリついていて緊張感が漂っているのかなと思っていましたが、現場はすごくいい雰囲気でした。

■山崎賢人演じる主人公の先輩役「一番のファン感を大事に」

――森田聡役はどんなことを意識して演じていますか?

那由他の地元の先輩で、那由他の昔のことを全部知っている人。今も一番近くにいて、一番の理解者とまではいかないですけど、那由他のファンなのかなと。一番心配して一番応援して、一番のファン感を大事にやっていきたいと思っています。

――那由他が間借りしているネットカフェの店長ということで、家を提供しているわけですよね。

自分のところに間借りさせて、それくらい大好きなんだろうなって。ふざけ合ったり、文句を言ったりもしますが、那由他のことが大好きだというのが皆さんにも伝わるように演じられたらと思います。

――「すごく面倒見がいいのになぜか後輩全員からなめられてしまう先輩を全力で体現したい」ともコメントされていました。

いろいろ読ませていただいてどんな人なんだろうと思ったときに、地元の部活にいたような、すごく優しくて面倒見いいけど、後輩全員からいじられている、そういう先輩が浮かびました。

――役とご自身の共通点は?

僕もバスケ部でずっとキャプテンでしたが、合宿のときの夜の出し物をなぜかずっと僕がやっていて。1年生がやるものだと思っていましたが、3年生になっても僕が。「岡部さん何かやってください」という感じになっていたので、共通点はあるのかもしれません(笑)

――岡部さん自身も、人を楽しませるのが好きだから喜んでという感じだったのでしょうか?

もともと高校の同級生とお笑いをやっていて、文化祭のときに教室を借りて漫才をやったりしていました。部活ではキャプテンだったので笑いながら(後輩の)出し物を見ていたかったですけど、一番汗水たらしていました(笑)