青森県大鰐温泉に位置する温泉旅館「界 津軽」は、11月25日に大浴場をリニューアルオープンする。リニューアルによって「かまくら露天風呂」と、地域の伝統工芸品を取り入れた施設が誕生する。湯浴みをしながら、季節の風景と津軽の地に根付いた文化を存分に楽しむことができるという。

界 津軽は、「津軽に息づく文化と四季を巡る宿」をテーマとした宿。 今回のリニューアルでは、 深みのある独特な風合いが特徴の「津軽金山焼(かなやまやき)」や色鮮やかな「津軽びいどろ」など津軽の伝統工芸品に触れながら四季で異なる風景を楽しめる「津軽四季の水庭」に、かまくらと「津軽こぎん刺し」のデザインを取り入れた灯篭が登場。またそれらを大浴場のデザインにも反映させることで、滞在を通してさらに施設のテーマを感じ、冬の時間をより魅力的にしたいという思いがあるという。

内湯の外にある水庭に張り出した場所には、湯船を囲うようにアーチがついた「かまくら露天風呂」が誕生する予定。 積雪が多いエリアに位置するこの地ならではの気候を活かし、まるでかまくらの中に入っているような気分で、しんしんと降る雪を眺めながら雪見風呂を満喫できる。夏には新緑、秋には紅葉と、季節毎に異なる表情も望めるという。

また同ホテルの客室などに取りいれている美しいシンメトリーの模様が特徴的な伝統工芸品「津軽こぎん刺し」のデザインをあしらった行灯をかまくら露天風呂から望む水庭に設ける。温もりあるデザインと柔らかい光をたずさえ、津軽文化が彩る景色を満喫できるそうだ。

界 津軽の大浴場は、11月25日にリニューアルオープン、通年で利用可能。利用時間はチェックイン日の15時~25時、翌日5時~11時30分。料金は無料で、宿泊者全員が利用できる。