YouTuberのヒカルが1日、都内で初著書『心配すんな。全部上手くいく。』刊行記念記者会見を開催。9月25日に行われた格闘技イベント『超RIZIN』で、フロイド・メイウェザーへの花束を投げ捨てた「ごぼうの党」の奥野卓志代表について言及した。

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同書は、成功、失敗、試行錯誤の繰り返してきた自身の体験から得た思考術や勝ち方を凝縮して記した、夢や目標をかなえるためのヒントが詰まった内容。発売前に2度の重版が決まり、累計発行部数20万部を突破した。

9月30日に発売され、ヒカルは「まさか自分が書籍を出すような人生になると思ってなかったので率直にうれしい気持ちが強かったです。僕のファンの方たちも一緒に喜んでくれたのでそれがすごくうれしかったです」と喜びを語った。

タイトルにかけて、今心配していることを聞かれると、「僕、悩みとかがあんまりなくて、寝たら忘れるタイプ。日々何かしら誹謗中傷は受けているんですけど、寝たら忘れて常に前を向いているので、心配という心配はないです」と答えた。

誹謗中傷を受けて怖くなったり迷ったりすることはないという。「YouTubeやっていて自分の発言を制限しないといけないと思うことがすごく怖くて、本来自由なのが魅力なのに有名になったからといって発言を気にしたり、きれいごとを言わないといけないと強いられたりということがすごく嫌いで、自分の思ったことは全部言いたいし、僕が取り上げたいと思ったものは取り上げたい」

続けて、「周りに強制されたくないという思いがすごく強くて、それだったらテレビと一緒じゃないって思っちゃう。YouTubeのいいところは、自分が思ったことをそのままありのまま発信できること。その自分が消えた瞬間、操り人形みたいになる気がして、それが一番怖い。もちろん好かれたほうがいいですけど、僕のキャラクターから考えて万人に好かれることはありえないので、そこは割り切って、有名税だと思ってやっています。だから怖いとかはないです」と語った。

奥野氏が9月29日にヒカルのYouTubeチャンネルに出演し、花束投げ捨てについて謝罪したことについても言及。「奥野さんと動画を過去に撮っていたので、そこに全く触れずにいくのは違和感を感じる。僕は奥野さんのことが嫌いではないので、動画で取り上げるくらいいいんじゃないかという思い。取り上げるなって言われるのはわかっていたんですけど、僕が取り上げたいと思ったので、どっちが大事かなって考えたときに自分のほうが大事なので自分を優先したという感じです」と説明した。