マイナビは9月28日、「フリーターの意識・就労実態調査(2022年版)」を発表した。調査は4月25日〜5月2日、既卒でパート・アルバイトとして働く15歳〜44歳の男女2,609人を対象に行われたもの。
まず、今後最も希望する働き方を聞いたところ、「正社員希望」が33.4%で最も多く、次いで「アルバイト・パート希望」が33.3%で続いた。
正社員を希望する理由を聞くと、「雇用が安定しているから」(66.9%)が最多で前年より10.4%増、次いで「固定給が欲しいから」(66.0%)が前年比9.5%減で続いた。
リスキリング(学び直し)を必要だと感じている人は59.4%と約6割にのぼった。必要だと感じている理由は、「収入を増やすため」が58.1%で最多となり、以下「自分ができる仕事の幅を広げたいため」が56.2%で続いた。
一方で、必要と感じない理由については「負担する費用が重いため」(36.1%)、「どのようなことを学び直したら仕事に活かせるか分からないため」(35.4%)の順に多い結果となっている。
リスキリングに取り組んでいる人は、19.7%。実施方法については、「個人で実施」が82.4%、「勤務先で実施」が11.0%、「個人+勤務先両方で実施」が6.6%となっている。
一方で、リスキリングに取り組めていないが必要だと感じている人も含めて実施方法についての希望を見ると、「個人で実施」が63.7%、「勤務先で実施」が18.3%、「個人+勤務先両方で実施」が17.9%に。企業での実施に対する期待も約4割(「勤務先で実施」+「個人+勤務先両方で実施」の計)となった。