女優の米倉涼子が、2023年春配信のAmazon Originalドラマ『エンジェルフライト』で主演を務めることが13日、発表された。女優人生史上最短のヘアスタイルで、異国で亡くなられた遺体を母国の遺族の元に届ける国際霊柩送還士を演じる。

  • 米倉涼子

本作は、佐々涼子氏が第10回開高健ノンフィクション賞を受賞した『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』を原作とした感動のヒューマンドラマ。日本アカデミー賞最優秀脚本賞受賞者で、『コンフィデンスマンJP』シリーズや、来年の大河ドラマ『どうする家康』の脚本でも注目されている古沢良太氏と、『ドクターX ~外科医・大門未知子~』シリーズや『緊急取調室』シリーズなどヒットドラマを手掛ける香坂隆史氏が、ドラマオリジナルのエピソードを脚本化し、国境を越えて遺体を遺族の元へ送り届ける国際霊柩送還士の姿を感動的に描く。この度、本作の主演に米倉涼子が決定。緊張感あふれる撮影中の一コマを映し出したメイキング画像と、本作への意気込みを明かすコメントが公開された。

『ドクターX ~外科医・大門未知子~』シリーズをはじめ、これまで数々の大ヒットドラマや映画の主演を演じ、ブロードウェイの舞台でも成功を収めるなど、女優として国内外で活躍の場を広げている米倉。そんな彼女が、配信ドラマ『新聞記者』を経て、今回バッサリと髪を切り、女優人生史上最短のへアスタイルで挑むのは、海外で亡くなられた日本人や、日本で亡くなられた外国人の遺体を母国へ搬送する国際霊柩送還士・伊沢那美(エンジェルハース社社長)。解禁されたメイキング画像には、エンジェルハース社のユニフォームに身を包む那美の真剣な眼差し、そして、那美が遺体処置を行う緊迫の瞬間が映し出されている。

口が悪く、負けん気が人一倍強い那美は、エンジェルハースの名物社長。彼女は遺体の送還業務に携わる中、複雑な国際情勢や遺族たちのトラブルに巻き込まれながらも、一刻も早く損傷した遺体を送還し修復を行うために日々戦っている。そして、人並外れた情の深さと持ち前のパワーで周囲の人々を巻き込みながら、「必ずご遺体とご遺族に最後のお別れをさせてあげる!」という信念を貫き通す那美。もう何も語ることのできない遺体の想いを代弁し、残された遺族の悲しみにそっと寄り添う。

出演オファーを受ける以前に偶然にも原作を読んでいたという米倉は、「原作がとても素晴らしくて、すぐに二度読み返したくらいに感銘を受けました。なので、出演のお話を頂いた時に『是非やらせて頂きたい!』と即答しました」と出演への意気込みを語ると共に、「国際霊柩送還士の仕事は、亡くなられた方のご遺体だけではなく、ご遺族も知らなかった故人の秘めた想いも搬送します。各話見終わる度にどこか心が温かくなるような、素敵な作品になっていると思います」と見どころを明かしている。

■米倉涼子コメント全文

原作がとても素晴らしくて、すぐに二度読み返したくらいに感銘を受けました。なので、出演のお話を頂いた時に『是非やらせて頂きたい!』と即答しました。脚本も大変素晴らしく、エンジェルハースのメンバーのバックグラウンドが細かく描かれていて、涙しながら読んでいます。国際霊柩送還士の仕事は、亡くなられた方のご遺体だけではなく、ご遺族も知らなかった故人の秘めた想いも搬送します。エンジェルハースの仲間たちとのユーモラスな掛け合い、そして亡くなられた方と残されたご遺族との絆や愛情の物語など、各話見終わる度にどこか心が温かくなるような、素敵な作品になっていると思います。