高い保湿力があると言われるワセリン。手荒れやくちびるのひび割れなどに愛用している人も多いのではないでしょうか。保湿における“万能アイテム”ともいえるワセリンは、お肌はもちろん、髪のケアや傷口の保護など、さまざまな活用法があるんです。
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「ヴァセリン オリジナル ピュアスキンジェリー」3タイプ(40g/80g/200g)
ワセリンって?
ワセリンは、石油生まれの保湿剤。と聞くと、あまり肌によくないイメージを持つかもしれませんが、もともと石油は地中に存在する自然の成分。高純度に精製し、肌に刺激を与える不純物は取り除かれるため、赤ちゃんにも使えるほど肌に優しいのです。
ワセリンは、肌に塗るとその表面にパラフィンの膜を作り、肌からの水分の蒸発を防ぎます。それだけでなく、ワセリンの薄い膜はさまざまな摩擦や刺激から肌を守るという効果もあります。
ワセリンの種類
ワセリンは、精製の度合いによって「黄色ワセリン」「白色ワセリン」「プロペト」という種類に分けられます。
精製度が最も低いのが「黄色ワセリン」で、その名のとおり、少し黄色味を帯びているのが特徴。「黄色ワセリン」からできるだけ不純度を取り除いたのが、ドラッグストアなどで販売されている無色の「白色ワセリン」です。この「白色ワセリン」を精製し、純度をより高めたのが「プロペト」。医療用では、純度が高い白色ワセリン、プロペトが用いられます。
ワセリンの使い方あれこれ
入手しやすくお肌にも優しいワセリンには、さまざまな使い方があります。基本的な使い方から、意外な使い方までご紹介します。
・普段のスキンケアに
ワセリンは肌の表面に薄い膜を作り、肌からの水分の蒸発を防ぎます。衣類などからの摩擦、乾燥などの刺激から、肌を保護する働きもあります。
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普段のスキンケアに
・唇の保湿・保護
無味・無臭のワセリンはリップクリームの原料としても用いられています。リップクリームの代わりにワセリンを塗り、唇をケアするのもおすすめ。いつも使用している口紅にワセリンを混ぜて塗るといった使い方もできます。
・かかとやひじの保湿に使用する
ガサガサになったかかとやひじのケアにもワセリンはぴったり。お風呂上りなど肌の水分量が多いときに塗ると、ワセリンの薄い膜が、水分の蒸発を防ぎます。
・赤ちゃんのスキンケア
純度が高く刺激が少ないワセリンは、敏感な赤ちゃんの肌にも使えます。おむつかぶれになってしまった時は、ワセリンで薄い膜を作ると、お肌を刺激から守ることができます。
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刺激が少ないワセリンは、赤ちゃんのスキンケアにぴったり
・靴ずれの予防
ワセリンの膜は、さまざまな刺激から肌を守るという働きがあります。靴との摩擦よって起こる「靴ずれ」の予防にも効果的。初めて履く靴を使うときは、かかとなどすれやすい部分にワセリンを塗って肌を保護おくとよいでしょう。
・クレンジング代わりに使用する
ワセリンは、メイクのクレンジング剤としても使えます。肌にワセリンを塗り、メイクとよくなじませたら、コットンなどで拭き取り、そのあとぬるま湯で洗い流します。ワセリンは手で温めてから塗ると、メイクなじみがよくなります。
・練り香水の材料として使用する
無臭のワセリンは、練り香水の材料としてもぴったり。保存容器などにワセリンを入れ、エッセンシャルオイルを数滴垂らすだけで、オリジナルの練り香水ができます。
・髪のスタイリング剤やダメージ予防に
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ワセリンはスキンケアだけでなく、ヘアケアにも
ワセリンは髪のスタイリング剤としても使えます。少量を手のひらに取って薄く広げ、乾いた髪に着けると、ヘアワックスやヘアオイルの代わりになります。
また、ドライヤーの熱やブラッシングなどの摩擦から、髪を守るという効果も期待できます。シャンプー後、軽くタオルドライしたら、手のひらに広げたワセリンをなじませます。
・マスクかぶれ予防に
マスクの刺激でマスクかぶれや皮膚トラブルをおこす人も多いもの。ワセリンを塗っておくと、その薄い膜がマスクの摩擦やムレといった刺激から、肌を守ります。
・軽い傷のケアに
軽い擦り傷や切り傷のケアにもワセリンは使えます。傷口を清潔にしたあとにワセリンを薄く塗り、絆創膏やガーゼなどを貼って保護します。傷口をワセリンの膜が覆うことで傷からの乾燥を防ぎ、刺激から守ります。
・花粉対策に
花粉の時期には、ティッシュやマスクなどの刺激からお肌を守るために、ワセリンを塗っておくのもおすすめです。また、ワセリンを鼻の入り口に塗っておくと、花粉が鼻の中に侵入するのを防ぎます。
ワセリンの使い方の注意
ワセリンは肌に刺激を与える不純物が取り除かれているため、一般的にアレルギーの心配はほとんどないとされています。しかし、敏感肌の人や肌が弱い人が、純度の低いワセリンを使用した場合、かぶれなどの肌トラブルが生じる可能性も。使う前にはパッチテストを行い、肌が赤くなったりしないか確認してから使用するようにしましょう。
メイクボックスや救急箱に入れておけば、さまざまな場面で活躍するワセリン。化粧ポーチに入れて携帯するのもよさそうですね。
