大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合 毎週日曜20:00~ほか)の第34回「理想の結婚」が4日に放送され、坂口健太郎演じる北条泰時が、福地桃子演じる妻・初からビンタされるシーンが描かれた。

  • 北条泰時(坂口健太郎)が妻・初(福地桃子)からビンタ

三谷幸喜氏が脚本を手掛ける本作は、源頼朝の右腕として活躍し、武士の世を盤石にした鎌倉幕府の2代目執権・北条義時の物語。

第34回では、義時(小栗旬)、泰時、初の3人のシーンが登場。義時がのえ(菊地凛子)との関係が良好であることを伝えている場面だ。

ところが、義時の前妻である比奈(堀田真由)のことを考えると、新しい女性との関係が始まりつつあることがどうしても許せなかった泰時は、父上である義時に向かって「どれも言い訳」「自業自得だ」「父上には人の心がないのですか」などと、思いやりのない言葉を次々と投げつける。そんな中、初は、言葉が止まらない泰時の頬に平手打ちをした。

思わず手を出してしまった初だが、その場を去っていく泰時を気にしながら、父上である義時に「わかっていると思うんです。あの人だって。比奈さんがいてくれてどんなに救われたか、よく話してくれます。わかってはいるんです」と、泰時の気持ちを代弁するかのように話し、義時と泰時の関係を崩させない気遣いと、妻としてしっかり泰時を思う気持ちが伝わってくるようなシーンとなった。

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