SBIエステートファイナンスは、「終活と住まいの相続に関するアンケート調査」の結果を8月30日に発表した。調査は7月25日、持ち家がある20歳以上の男女321人を対象に行われたもの。

  • 「終活」という言葉を知っていますか?

まず、「終活」という言葉を知っている人は93%。年代ごとの違いもほとんど見られず、全体において9割ほどの認知度であることが分かった。

自身の終活を行っているかについては、全年代において「今後行いたい」の回答が最多となった。「すでに行っている」の回答率はいずれの年代も1割前後となっている。

  • ご自身の終活は行っていますか? もしくは今後行いたいと思いますか?

終活について誰かに相談したことがない人は、77%。一方、相談をしたことがあるという人を対象に、誰に相談したかという質問では、年代が下がるにつれて「親しい友人・知人」が多く、逆に年代が上がるにつれて「子ども」が多くなっている。60代以上では、57.9%と過半数に。また、「専門家」も年代が上がるにつれて増えていく傾向が見られた。

  • 終活の相談をしたことがあると答えた人にお伺いします。実際に誰に相談しましたか?

終活の相談をしたことがない人に、今後もしも相談するとしたら誰にするか尋ねてみた。すると、40代以下と50代では「専門家」へ相談するとの回答が多く、60代以上では「子ども」が多いことが分かる。

  • 終活の相談をしたことがないと答えた人にお伺いします。今後、もしも相談するとしたら誰にしますか?

終活を「残された人のため」に行うものと考えているのは全体の68%。何がきっかけで終活に取り組むと思うか聞いてみると、すべての年代で「自分が年を取ったと感じたとき」が最も多くなっている。

  • 何がきっかけで終活に取り組むと思いますか?

自身が相続をする際に自宅をどのように相続させたいかは、「不動産として相続させたい」がすべての年代で最も多い。

  • ご自身が相続をする際、ご自宅をどのように相続させたいですか?

両親の家を相続する方法への考え方については、自分の家は「不動産として相続させたい」がすべての年代で最多である一方、両親の家を相続する場合は年代が上がるとともに「相続することは考えていない」の回答が増えている。なお、40代以下は「不動産として相続したい」、50代は「売却して現金で相続したい」、60代は「相続することは考えていない」がそれぞれ最多となった。