イー・ラーニング研究所は8月18日、「2022年:大人の金融教育に関する調査」の結果を発表した。調査は7月4日〜27日の期間、成人の男女533人を対象に行われたもの。

  • 投資に関心をもったきっかけは何ですか

まず、投資に関心をもったきっかけについて聞いたところ、「家庭や友人が投資をしていたため」(237人)が最も多く、次いで「個人型年金制度(iDeCo)や少額投資非課税制度(NISA)の必要性が高まったため」(194人)のと続いた。

次に、金融教育を受けたいと思う理由を尋ねると、最多は「自分の将来のため(老後の生活費など)」(449人)と回答。以下「子どもの将来のため(教育費など)」(250人)、「トラブルに巻き込まれないようにするため」(218人)が約4割で続いている。

  • 金融教育を受けたいと思う理由はどれですか

金融教育の中で重要に感じる事については、約8割が「資産形成(投資含む)」(413人)と回答している。

投資に関する教育を受けた事があるかという問いでは、「はい」と回答した人は21%。金融教育や投資教育を受ける上でのハードルについて聞いてみると、「どこで受けられるのかわからない」(303人)が最多回答で全体の半数以上となっている。また、若い世代ほど「受ける時間がない」「投資できるお金がない」の回答が多くなっている。

  • 金融教育や投資教育を受けるうえでのハードルは何ですか

どのようなきっかけがあれば金融教育を学びたいと思うかについては、半数以上が「オンライン講座」(309人)と回答し、次いで多かったのは「近所での講座」(205人)だった。

  • どのようなきっかけがあれば金融教育を学びたいと思いますか

大人への金融教育や投資教育を実施してほしい機関や場所を尋ねると、4割以上が「社会人向けの習い事」(245人)、「子どもが通う学校」(239人)と回答した。

  • 大人への金融教育をどこに実施してほしいと思いますか

最後に、どのようなツールがあると子どもへの金融教育を家庭でもできると思うか聞いてみた。すると、「オンライン教材」(330人)が6割以上で最も多く、以下「カードやすごろくなどのアナログゲーム教材」(261人)、「一緒に読めるような絵本などの書籍」(232人)と続いた。

  • どのようなツールがあると、子どもへの金融教育を家庭でもできると思いますか