動画の冒頭画面では30のデジタル文字、でもカメラが後ろに引いていくにつれて見えてくるアナログな仕組み。そう、これは「アナログだけど近未来な時計」です。

アナログだけど近未来な時計が完成しました。よろしくお願いします。

  • (Twitter BBコリーは9/3-4 MFT出展@BitBlt_Korry より引用)

ごく簡単に定義すると「アナログ」はデータを連続的に変化する量で表すこと。「デジタル」は連続したデータを段階的に区切って数字で表示すること。…といった難しい話は置くとして、とにかく、この不思議な時計はフォロワーたちの目を釘付けにしてしまったようです。

「スゴイ!! 永遠に観てられる!!!」「見ててワクワクする」「気づいたら10回くらい再生してました…延々見てられますね!」「90°ごとでの制御と発想、素晴らしいです」「バズるのも納得の変態的(独創的)な発想に毎回感服です」など。投稿者であり、この時計の製作者であるBBコリーさんにお話をお聞きしました。

■製作者さんに聞く

……この時計をつくろうと思ったきっかけは?

本装置は総務省の「異能vationプログラム」の一環で開発中の作品です。このプログラムは国が「日本のものづくり文化の醸成」のために開発支援を行うもので、この支援を受けて「今までに無い人の目を引くディスプレイを作りたい」という思いから開発開始しました。

……この時計をつくる上で苦労・工夫した点は?

円盤をパワフルに動かす制御が課題点であり、今はとりあえず動いてますが、まだ改良の余地があると思っております。

……気になるリプライはありましたか?

「アナログじゃなくてデジタルじゃん!」と言う意見を何人かの方にいただきましたが、この意見こそが今作の真骨頂だと思っております。

……この時計の面白さ、魅力を自己分析すると?

表示はデジタル時計表示をモチーフにしてますが、動作中の動き、すなわち角度というアナログな情報の組み合わせで表現することで、人の目を離さないエンタメ性の高いアプローチとなっております。

……今後作ってみたいテーマや作品は?

今回支援を受けている異能vationプログラムの最終目標は時計ではなく、さまざまなものをダイナミックに表示させることなので、今回の反響をバネに更なる開発に努めていこうと思います。

▼アナログだけど近未来な時計が完成しました。よろしくお願いします。