この季節、日本の各地で水害や土砂災害などが発生します。ホントにどうにかしてほしい。積もった泥などを取り除くのにスコップを使うことになりますが、これがまた大変な作業。腰や腕を痛めてしまうこともあります。そこで威力を発揮するのが、写真の紐付きスコップです。

水害で被災された方、お手伝いに行かれ方へ。泥かきスコップにロープつけると腰への負担が減ります。発信力弱いけど少しでも広まりますように。

  • (Twitter あぜ#がみ@80833967499 より引用)

写真を見ただけではイメージしにくいですよね。目の前に泥の山があると想像してください。この泥を右側から左側のスペースに移動させていきたい。右手は上部の取っ手を握り、左手でロープの真ん中あたりを握って泥をすくい、左手でロープを回転させて振り子の要領で泥を左スペースに飛ばします。

腰や膝を折ったり、伸ばしたりすることがないので、かなり負担が軽減されます。ボランティアでこのライフハックを身に着けた あぜ#がみさんの投稿に、多くのフォロワーから驚きの声や他のスコップ利用法についてのノウハウなどが寄せられました。

「これは!目から鱗」「有効活用させて頂きます」「いい事聞いた」という方から「柄を持つ方の手を順手ではなく逆手で持つと負担が軽減されます」「そのスコップにつけた縄を持ち手の方だけ外して、誰かに引っ張ってもらいながら掘ると2倍早く掘れます」と新たな情報提供者も。投稿者であるあぜ#がみさんにお話をお聞きしました。

■投稿者さんに聞く

……どこでこのスコップロープの有効性を知りましたか

5年くらい前のネット記事だと思います。腰があまり良くないので雪かきがつらく、この記事を見て飛びつきました。これにしてから雪かきの作業は、はかどるしシップも必要なくなりました。

……なんで今、この情報を投稿しようと考えましたか。

3年ほど前の長野の水害でもコレを持っていきました。今回の復旧作業に携わる方々の労力が軽減されればいいな。と思いました。(仲間内で10人くらい見てくれればいいな。程度でしたが^^;)

……印象的なリプライはありましたか。

添え手を逆手でスコップを持つことや、鉄道の保線で似たような技術があることなどです。実は日本にも昔からこんな紐付きのスコップで掘る技術があった、ということを知り勉強になりました。

……災害のボランティアに関して思うことは?

TVなどでボランティアが苦労をしているところばかり取りざたされていますが、、、労働しに行ってるので苦労はありますし、やるべきことは沢山ありますが、大人数でかかるのでさほど辛くありません。熱中症対策で休憩も多くとります。こんなに休んでていいの?っていうくらいです。派遣先の家の方は歓迎し、もてなして頂けます(恐縮です!)。

……思っていたよりラクだったということも?

気が付くと終了時間で、やり足りないくらい体力をもてあまして帰ることもあります。山登りと似てる気がします。登り道、たまに急登はあっても下山してみると辛かったことは忘れ、派遣先やボランティアセンターの方々の笑顔で見送られ小さな満足感が得られます。もし、今回のことで参加迄せずとも少しでも興味を持っていただけたら良いなと思っています。自分のつぶやきを見つけてくださった方々と発案していただいた方には感謝です!

……ボランティア参加してみたいという方に装備などに関して一言アドバイスをお願いします。

ボランティア参加者は必要な道具は自分で用意するのが基本ですが、ボランティアセンターで道具の準備もしてあるので極端な話、手ぶらで行っても参加できるほど充実していますよ。まずはご本人が身一つでもいいので、現地に行くということが、もっとも期待されていることですね。

▼水害で被災された方、お手伝いに行かれ方へ。泥かきスコップにロープつけると腰への負担が減ります。発信力弱いけど少しでも広まりますように。